操作性もやさしさも◎ コンボでも使える!テーラーメイド最新「P770 アイアン」「P7CB アイアン」

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2024年9月、テーラーメイドより最新アイアン「P7CB アイアン」「P770 アイアン」が発売されました。そこでクラブフィッターの小倉勇人さんに、最新アイアンの特徴と、それぞれのアイアンを試打した印象について語っていただきました。

P770 アイアンの特徴と性能

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P770アイアンの「770」はブレード長の「77mm」を示しています。この他に「P790 アイアン」(2023年モデル)というモデルもありますが、それはブレード長が79mmになってます。

P790はやさしくてコントロールもできるというポジショニングで高い人気を得ているのですが、P770はさらに操作性を追求した小ぶりなアイアンなので、よりやりたいことがやれるようなアイアンに設計されています。

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構造は軟鉄鍛造の中空構造です。クロムモリブデン鋼のL型フォージドフェースを採用しています。

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L型の良い点は、溶接部がフェース下部にならないようになっているので、下側のミスに強く薄い当たりでも飛距離ロスが少ないところです。

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さらに中空なので、その中にSPEEDFOAM™AIRという衝撃吸収のフォームを入れてさらに打感も追求しています。非常にハイテクなアイアンと言えるでしょう。

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テーラーメイド独自の貫通型スピードポケットというテクノロジーもしっかり入っています。

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小ぶりでやさしいアイアンを探すのは難しいのですけど、P770は小ぶりでやさしいアイアンのひとつだと言えるでしょう。

P7CB アイアンの特徴と性能

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P7CB アイアンは軟鉄鍛造のアイアンです。S25Cという素材の軟鉄を5回もしっかり叩いて作った凝ったアイアンになっています。

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#3〜6はトゥ側にタングステンウェイトと少しヒール側のソール部分にセラミックコアを注入して重心の位置を調整しています。

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非常にシンプルですが、細かい重心の位置などをしっかり合わせるために、セラミックやタングステンを使って番手別のフィーリングの良さを残したハイテクなアイアンです。

Pシリーズアイアン2本を試打した印象

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個人的には、どちらもやさしくとても扱いやすく感じられました。

P770は直進性が高く小ぶりなのにやさしい印象です。小ぶりなものの方が構えやすいので、スッと構えられてパンと打てるのですが、ヒールやトゥで打ったり少し打点がズレても飛距離ロスが少なく、しっかり高さも出せるアイアンだと思いました。

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P7CBはコントローラブルでありながら、長いものの曲がりが抑えられている印象がありました。ロングアイアンがやさしく、ショートアイアンはコントロールできる設計になっている印象です。

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ちなみに、この2本はコンボができるように設計されています。上の番手をP770、下の番手をP7CBというように、好きなところから入れ替えたりすることができるので、非常にマッチングがいい2モデルです。

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構えたときの顔の面積はほとんど同じでミックスしてもあまり差がないので、その辺も初めからコンボが考えられているのではないかと感じます。

個人的にはどちらもやさしく非常に扱いやすさを感じるので、コンボする場合は、直進性の高い球を打ちたい人はP770アイアンを多く入れる。コントロールしたい人はP7CBアイアンを多く入れるといいでしょう。

ある程度自分でなにかをしたいと考える人にとっては、この2モデルはやさしさも感じられるし、扱いやすいと感じると思います。

Pシリーズのアイアンをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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