人気アマが試打!テーラーメイド最新「P790 アイアン」と「P770 アイアン」を比較してみた
【スポナビGolf】
火付け役となったのが、2017年発売のテーラーメイド「P790 アイアン」ではないでしょうか。その後2020年には「P770 アイアン」が発売され、さらに人気を博しています。そんなP790とP770が2023年に新しく生まれ変わり登場したので、オレンジマンがこの二つを比較しながら深掘りしていきたいと思います。
見た目の違い
そもそもPの後の7から始まる数字には意味があり、実はフェースの長さを意味しています。P790は79mm、P770は77mmですので、数字が大きい程フェースが長くなり、一般的にはやさしいアイアンになりますね。
【スポナビGolf】
【スポナビGolf】
【スポナビGolf】
バックフェースではデザインの違いはあれど、形状的には大きな違いはありません。
どちらもオフセットがあまりないので、このPシリーズは初心者向けというほどやさしさにこだわっているものではなく、中〜上級者がターゲットになっていると感じますね。
実際の試打データ
計測データは5球の平均値です。
P790 アイアン
スペック
長さ:37インチ
ロフト:30.5度
シャフト:ダイナミックゴールドEX Tour Issue(S200)
【スポナビGolf】
これは飛ぶ!試打なので、目一杯振ってるわけでもないのに平均で190yに迫る勢いです。これ、もっと振ったらどうなるのか……それは最後のお楽しみで(笑)
飛距離の出るアイアンですが、それだけじゃなく高弾道なのも特徴です。スピンが少なめにしては高さもしっかり出ていたので、ある程度はグリーンで止まる弾道だと思いますね。
打感は決して柔らかいわけではないですが、弾き感がさらにアップしていて、そのおかげで初速アップにつながっています。捕まりも決して悪くはありませんが、弾き感が強いせいか、捕まりきらない一球があったので、少なからず影響があることは考えられます。
アイアンは打感にもこだわりたいクラブでもありますが、中空には中空の気持ちよさがあり個人的には好きですね。よほど、柔鉄鍛造の柔らかい打感しか受け付けないという方以外は、この爽快感はクセになると思いますよ。
また、アイアンで重要な項目として、ミスショットへの寛容性も大事です。今回は5球以外でわざとフェースの下目で打ってみました。打感こそ硬くはなりますが、データでは大きなロスもなく寛容性の高さがうかがえます。
飛距離性能の高さと、高弾道が打てるのが特徴のアイアンですね。
●こんな人におすすめ
・飛距離が欲しい方
・高弾道が打ちたい方
・見た目もかっこいい中空アイアンをお探しの方
スペック
長さ 37インチ
ロフト 33度
シャフト ダイナミックゴールドEX Tour Issue(S200)
【スポナビGolf】
ロフト設定が33度なので割と普通の設定ですが、やっぱりこちらも飛びますね。P790よりはロフト分で飛んでいませんが、平均180y近くは十分に飛ぶ部類でしょう。
弾道もP770と似ていて同じように緩いドローボールが打てました。弾道のバラつきはP790よりもさらにまとっていたのは驚きです。
P790との一番の違いは、弾道の高さです。決して低い弾道ではありませんが、いたって普通の高さです。P770よりロフトが2.5度も立っているP790と同じくらいなので、いかにP790が高弾道というのが分かりますね。
打感はやはり中空アイアンの打感で、どうしても弾き感が強く出てしまいます。それでもスピンがそれなりに入っているのでグリーンで止まらないという心配はなさそうですね。
飛距離も出るし、ドロー、フェード、高い弾道、低い弾道の打ち分けもしやすく、トータルバランスのとれているアイアンでした。
●こんな人におすすめ
・飛距離と操作性を両立させたい方
・寛容性の高さを求める方
・中空でもシャープなものをお探しの方
オレンジマンがしっかり打ってみた!
【スポナビGolf】
【スポナビGolf】
比較と同じように約10yの飛距離の差。本当によくできてますね(笑)
まとめ
基本的にはどちらも、難しくて扱えないようなクラブではありませんので、最近飛距離が落ちてきたなぁと感じる方や、少し楽なクラブに買い替えを検討している方へおすすめのアイアンでした。参考になれば幸いです。
【スポナビGolf】
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ