完全栄養食「卵」に足りない栄養素とは?補うべきはこの2つ

MELOS -メロス-
良質なタンパク質や脂質、ビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素をバランスよく含む「卵」。安く手に入り、調理も簡単でレシピも豊富。ダイエットやトレーニングに励む人からも人気の食べ物です。

卵はその栄養価の高さとバランスの良さから「完全栄養食」とも呼ばれていますが、実は不足している栄養素があるのです。

【MELOS】

卵に不足している栄養素は?

「卵は『完全栄養食』と呼ばれるほど栄養価に優れ、トレーニーに必須のたんぱく質はもちろん、多種多様な栄養素がバランスよく含まれています」と語るのは、Japanマラソンクラブで走り方や食事指導を行なう管理栄養士の深野裕子さん。

以下は、卵の鶏卵の成分と卵1個あたりの主な栄養素と1食あたりの摂取目安です。

【MELOS】

「ビタミンC」と「食物繊維」が含まれていない!
卵に唯一含まれていない栄養素は「ビタミンC」と「食物繊維」です。「野菜や果物も併せて摂取するとなお栄養バランスが整います」と深野さん。そこで、卵と組み合わせて食べたい、味&栄養バランスが整うメニューの組み合わせを教えてもらいました。

卵と組み合わせたい食材とは

炭水化物と一緒に摂る(タンパク質&糖質の組み合わせ)
卵かけごはん、ごはんと目玉焼き、パンとゆでたまご など

【MELOS】

ビタミンCや食物繊維を多く含む野菜、果物と一緒に摂る(卵に含まれない栄養素を補う)
→温野菜サラダ(ブロッコリー・トマト)+ゆで卵 など
→いちご、キウイ、グレープフルーツ など
ちなみにビタミンCを多く含む食べ物は、菜の花、赤ピーマン、ブロッコリー、柿、キウイなど(※)。

とくにブロッコリーは、ブロッコリーは100g(大きめの房4本ほど)あたり120mgでレモンよりも多く、房より茎(芯)のほうがよりビタミンCを多く含んでいるそう。

なお、ビタミンCは水溶性ビタミンなので、水に溶けやすくいのが難点。水で洗ったり、水に浸けるだけで流れ出てしまいます。調理の際は要注意ですね。

(※)参考:2019年における日本食品標準成分表2015年度版(七訂)のデータ更新
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