自分にとってのやさしい1本が見つかる!PING最新「i530 アイアン」「G730 アイアン」「ブループリントT/S アイアン」を語る

スポナビGolf

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ゴルフライターの鶴原弘高さん、クラブフィッターの小倉勇人さん、ティーチングプロの石井良介さんに、2024年上半期に発売され、注目を集めたアイアンについて語っていただきました。今回はPINGから発売されたアイアン4モデルについて。自分に合ったアイアンを探しているゴルファーの皆さん、ぜひ参考にしてください。

PING「i530 アイアン」

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石井:PING「i530 アイアン」がよく売れているそうです。僕の生徒でも結構買ってきている人がいるんですよね。

確かに見た目はすっきりしていても中空なわけですよ。打ち出しが高いし飛んでいくし。i500の後、i525などが続いて出ているんですけど、打感もどんどん改良されています。

もともとi500は、i210とサイズ感は一緒だけど飛距離や高さが違うタイプのアイアンとして発売されました。今回のi530でいうと見た目もいいし、打感も改良されている。何より飛ぶんですよね。

小倉:ロフトは7番で27.5度ですね。

石井:ロフトが立っていることを感じさせない打ち出しの高さですね。

鶴原:ただ5番アイアンはきつかったな。僕、球は高いけど、i530の5番アイアンとかを持つとマッスルバックの3番アイアンで打てる感じがしない(笑)。今回のi530もすっきりした飛び系アイアンとしてはすごくよくできているけど、5番を使える人はいないだろうという感じがする。

小倉:もともとアメリカ仕様のi530はロフトは寝てるんですよね。

鶴原:それもいいと思うね。

PING「G730 アイアン」

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石井:とにかく大きいのが欲しい人はG730 アイアンが用意されています。ロフトはパッと見立ってるんですけど、実際に打つとボールは浮きやすいんです。

小倉:本当に何もできない極地のアイアンですね。トゥで打とうが、ヒールで打とうが、ポンと上がってスルスルと飛んでいく。

鶴原:僕も最初G730を手に取って打ったら、ちょっと右に飛んで行くんですよ。フェースが長くて返り切らないから。でも、そのくらいだったら慣れるんですよ。もし、皆さんも試打していてそういう感じがあるけどやさしいのが欲しいという人は買ってもいいと思う。使っていれば慣れちゃうから。

小倉:ウッドよりも慣れると思います。クラブは短いし、重心は深くないので狙ったところに出そうというのは慣れればできると思う。

石井:G430アイアンと比べるとフェース長は打っていて短く感じた。G430の方が少し長めで、むしろスイング中にフェースが開かないように意識しないと右にすっぽ抜ける感じがあった。それと比べるとG730の方がつかまると感じましたね。だからやさしさがそこにあるのかなと思います。

PING「ブループリントT/S アイアン」

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石井:飛び系のi530、やさしさMAXのアイアンG730を発売しておきながら、PINGはブループリントも出してきたんです。振れ幅の大きいメーカーですよね(笑)。

前作のブループリントが、マッスルバックなんだけど打ってみると意外と打てるし、マッスルバックの中では距離も出るという評判を聞いていたんです。そんなブループリントがリニューアルしたんですよね。Sはマッスルバックでなくハーフキャビティで、Tの方が本当に面一というか、本当に薄い昔ながらのマッスルバックみたいな感じになりました。

小倉:僕にはストライクなアイアンでしたね。特にSとTを打ち比べたらTの方が良かった。打ってて楽しいと思いましたね。ロフト設定も7番で34度とかで飛距離を全く考えてないし、本当にペラッペラのボール1個分のフェースの幅くらいのものだけど、本当にボールだけつつくことがすごくやりやすい。本当に調子がいいときにブループリントTでゴルフをしたら本当に楽しいだろうなと思いました。

鶴原:僕は調子が良くてもTはしんどかった。ブループリントは引っかかりづらい感じがした。ちょっとつかまって左に行っちゃった感じのミスが多い人はブループリントはいいかもしれない。フェードさせたりで球は打ちやすい感じがしました。

石井:僕も使うならSかな。

鶴原:Sだったらまだ全然大丈夫だけど、TとSの差はかなり大きい。

小倉:FP値もSの方が少し下がっている。

石井:ある意味、初代のブループリントを真ん中に挟んでSとTがある感じ。

小倉:そんな感じがします。

石井:やさしいマッスルバックが欲しかったら、初代のブループリントでいいと思う。よりシャープ感が欲しいとか、よりペラペラ感がほしい人はTの方がいいのかなと思う。

そういうクラブは一般的に難しいんですけど、そういうモデルでもしっかり距離や高さを出せるし、スピンも入るし遠くに飛ばすこともできます。より高いレベルを求めてうまくなっていきたい人にはこういうモデルで練習していくといいですよね。

G730をやさしいと思う人がいて、i530をやさしいと思う人がいて、ブループリントSをやさしいと思う人がいて、それぞれ自分に取って都合にいいモデルを選んでいく。それを都合がいいと思っていることで自分のゴルフのある意味技量というか、立ち位置みたいなものがわかる気もするんですよね。

小倉:選択肢が多いというのは、自分が合わせなくていいということでもあるから、すごくありがたいですよね。

PINGのアイアンをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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