なぜゴルフは腰痛にやりやすい?予防には「このトレーニング」

MELOS -メロス-
ゴルフのスイングには、前傾したまま体を回転させるという他スポーツにはない特徴があります。

しかも、その回転の方向はつねに一方向。生理学的には、とても不自然でバランスの悪い動作です。

そのためか、ピッチャーが肩や肘を痛めるのと同様に、腰痛に悩むゴルファーは多いようです。

【MELOS】

ゴルファーはどんなトレーニングを行えばいい?

腰痛を防ぎ、フォームや姿勢を維持するためには、「体幹の筋肉を鍛えること」が重要です。

体幹トレーニングといえば「プランク」などの自重トレーニングがよく取り上げられます。

たしかに有効な方法なのですが、長い時間や回数が必要になるのが難点です。

ウエイトを使ったリフティング筋トレがおすすめ

そこでおすすめしたいのが、バーベルやダンベルなどの重りを頭上まで持ち上げ、さらにその重量を支えてバランスを取る筋トレです。

・オーバーヘッドスクワット
・ショルダープレス

【MELOS】

これらの種目は、腕や肩、下半身の筋力を鍛えると同時に、バーベルを頭上で静止させる動きによって体幹も短時間で鍛えることが可能です。
また、バーベルは左右対称の動きのため、左右に偏ることなく体のバランスを整える効果もあります。
ゴルフのスイングは、静止した状態から自ら動き出すスポーツです。

野球のピッチャーやテニスのサーブと同じで、相手の動きに合わせるのではなく、自ら作り出したタイミングで身体を操作する運動能力とメンタルが要求されます。

そういう意味でも、静止した状態から一気にバーベルを持ち上げるウエイトリフティングは、ゴルファーにおすすめの種目といえるでしょう。

[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani
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著者プロフィール

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