――番組ではたっぷりと交流戦の見どころを語っていますが、改めて交流戦ではどのような部分に注目したいですか？

中居　この交流戦が上昇するきっかけにもなるし、下降するきっかけにもなる。すごく怖いですけど、面白い交流戦になりそうだなって思います。特にこれまで波に乗り切れていないチーム、ヤクルトとか西武とかは、交流戦をいいきっかけにして欲しい。特に西武かな。今年はまだ“芯を食った”という試合がないというか、1試合勝ってもなかなかその流れが次に続かないという感じがします。中日と同じでピッチャーは良いですし、野手陣も頑張ってはいるんですけどね。松井（稼頭央）監督の表情とかを見ていると、ホント歯痒いというか、見ているこっちも心が痛むんですよね。

――その西武がいるパ・リーグは、今年はソフトバンクが圧倒的な強さを見せていますが？

中居　強いですね。とにかく打線がすごいですし、2軍にはウォーカー選手もいますからね。今年は投高打低で、だいたいのチームはチーム打率2割3分台、良くて2割4分台ですけど、ソフトバンクは昨日の時点で2割5分8厘くらいだったかな。しかもチーム防御率が2.05とかその辺りで、両方とも12球団トップでしょ？すごい。ちょっと圧倒的ですよね。そりゃ、小久保（裕紀）監督、楽だわって（笑）、そう思いますよ。

――番組内では『ファンが選ぶ　交流戦最高の対決』というテーマがありましたが、中居さん自身が“見たい対決”はありますか？

中居　僕はですね、ロッテの石川慎吾選手ですね。去年、ジャイアンツからロッテに移籍して、一時はクリーンアップを打ったりしてすごく頑張っていた。今年は開幕は少し出遅れたけど、4月の最後の方から1軍に上がって来たけど外野争いが激しくて、なかなか出番がない。気持ちが前面に出る選手ですし、どんどん使ってもらいたいんですよね。そしてジャイアンツ戦でも出場して「古巣対決」が見たい。

――他リーグと戦う交流戦では「交流戦男」というような選手も出て来ます。

中居　そうですね。このタイミングで一軍に上がって来て、活躍する選手がどんどん出てきて欲しいですね。またロッテになりますけど、髙部（瑛斗）選手とかもまだ2軍にいるので早く上がって来て欲しい。え？　今日上がって来たの？　ほら！　俺がね、話をすると上がって来る（笑）。つい先週もラジオの収録で「何で（広島の）末包（昇大）選手とか、林（晃汰）選手とか上がってこないのかな？」って話をしたら、オンエアする前に上がって来たりしたから。でも、そういう風に、誰が上がって来たとかもチェックするのが好きなんですよね。僕はジャイアンツファンですけど、他球団の選手のこと、2軍の成績とかも見てますから。ホントちょっと、ヤバい感じになって来てるんですよ（苦笑）