赤星が期待するドラフト候補選手!今年の目玉「大学生BIG5」で一番人気になるのは? クイズでプロ野球予想にも挑戦

Timely!編集部

ドラフト大注目の「大学生BIG5」

「大学生BIG5」の中でも入札球団がもっとも多くなりそうな金丸夢斗投手(関西大) 【写真は共同】

 今年のドラフトで中心になるであろう宗山塁選手(明治大)、金丸夢斗投手(関西大)、中村優斗投手(愛工大)、西川史礁選手(青学大)、渡部聖弥選手(大商大)の『大学生BIG5』。どの球団が誰を狙うのか、どの球団にマッチしそうか、2人で考えてもらった。

 2人の中でも最大の注目を集める宗山選手はどこが指名してきそうか? 「獲れれば10年安泰」「鳥谷敬以来の大型ショート」と言われる逸材だけに、どの球団も欲しいところだが「宗山選手が要らないと思うチームから探ったが方が早い」という赤星さん。真っ先に名前の挙がったのは2年目の門脇誠選手がショートのポジションに定着した巨人。岡本選手の近い将来のメジャー移籍という可能性を考えると、狙うべきは「外野の右の大砲」と考えられる。だが「左のエース格も欲しい。そうなると金丸投手にもなってくるのかな」と最終的には浅野翔吾選手、萩尾匡也選手など若い右の外野が成長しつつあることから、金丸投手に向かうと予想した。

「昨年1位でショートを獲ったので宗山選手には向かわなそう」というオリックスは、「野手に向かいそう」ということで、杉本裕太郎選手の後釜として、地元の大商大の渡部選手にいくのではないかと赤星さんは予想。

 近年二遊間の選手を多く獲っている中日も宗山選手ではなく「投手にいく」と考え、「大野雄大投手の後釜ということも考えて金丸投手」と赤星さんは予想した。

 同じく近年ショートを多く獲っているDeNAは昨年も1位で野手(度会隆輝)を獲っていることや今シーズン今永昇太投手とバウアー投手が抜けたことを考えると、やはりピッチャーにいくと考え、「左はまあまあいる」として右の中村投手にいくと赤星さんは予想した。

 広島はショートに小園海斗選手がいるものの宗山選手は地元広陵高校の出身。矢野雅哉選手も二遊間で頑張っているが「菊池涼介選手の年齢的なことを考えると、小園選手をサード、矢野選手をセカンドにまわして、宗山選手をショートで使うこともあるかもしれない」と赤星さん。西尾さんも「カープのスカウトは昨年から熱心に見ている印象がある」と話す。ただ、広島は右の野手も欲しいところ。久保修選手、中村奨成選手といった右の野手の今シーズンの結果次第で宗山選手にいくのか、渡部選手、西川選手の右の外野に向かうのか変わってきそうとしながらも、最終的には宗山選手にいくと予想した。

 阪神は「ショートは小幡竜平選手が木浪聖也選手を脅かすところまで来てないことを考えると宗山選手が欲しい。木浪選手もベテランにさしかかってきているので、有りといえば有り」と赤星さんは話す一方で、「左は門別投手が出てきたし高橋遥人投手が復活しそうですし・・・・・・でも金丸投手も欲しい(笑)」と決めきれず。最終的には「投手は何人いても困らない!」と金丸投手を選択した。

 ヤクルトは「ここは投手が絶対。金丸投手、中村投手を両獲りするくらいの気持ちでいかないと」と赤星さん。2人とも欲しいところだが左の先発が高橋圭二投手、大ベテランの石川雅規投手しかいないことを考え、金丸投手に向かうのではないかと予想。

 ソフトバンクは「今宮健太選手の年齢を考えると宗山選手が欲しい気がする」と話す赤星さん。西尾さんも2年前のドラフト1位のショート「イヒネ イツア選手もまだどうなるか分からないですもんね」と同調し、宗山選手にいくと予想。

 西武は「間違いなく外野手」と赤星さんは断言。「一発長打が魅力の西川選手、総合的に揃っている渡部選手、獲れるものなら2人とも欲しい(笑)」としながらも、最終的には西川選手に向かうと予想した。

 ショートの数は多いけれど「レギュラー固定には至ってない」日本ハムは、昨年のドラフトは投手は(支配下では)1位の左腕・細野晴希投手しか獲っていないことから今年は投手にいきそうと予想。その上で左は山﨑福也投手、根本悠楓投手、上原健太投手など左も揃っていることから、右の中村投手にいくと2人は予想した。

 楽天は「ベテラン投手が増えている」としてピッチャーに向かうと赤星さんは予想。その上で「核になる投手が欲しい」として、昨年は左の古謝樹投手を1位指名したことから、右の中村投手にいくと予想。

 最後に残ったロッテは近い将来に佐々木朗希投手が抜けることも考えて即戦力の投手に向かうと考え、左の先発が小島和哉投手以外に手薄なことを考えて左の金丸投手に向かうと2人は予想した。

 ここまでの予想をまとめると、一番人気になったのは金丸投手。「左でこれだけの球速が投げられて勝てそうな感じも持っている」と赤星さん。西尾さんも「侍JAPANでも軽々抑えている感じがした」と絶賛。同じく侍JAPANで活躍して評価を上げた西川選手についても「いきなり出て打ったし守備も良かった」(赤星)、「長打が魅力ですけどそれ以外の部分もしっかりしているのを見せてくれた」(西尾)と評価。同じ外野手の渡部選手も「肩もすごいですし、もともとサードをやっていたので今はサードも守ってアピールしている」と西尾さんは内野も守れることも評価した。
最終的に2人の現段階での入札予想は次のようになった。

金丸夢斗 投手(関西大):阪神、巨人、ヤクルト、中日、ロッテ
中村優斗 投手(愛工大):DeNA、楽天、日本ハム
西川史礁 外野手(青学大):西武
渡部聖弥 外野手(大商大):オリックス
宗山塁 内野手(明治大):広島、ソフトバンク

 出揃った指名予想を見ながら赤星さんが「神宮のスターであることや山田哲人選手の年齢を考えると、ヤクルトも長岡秀樹選手をショートからセカンドにコンバートして宗山選手の指名もあるかもしれない」と話すと、西尾さんも「日本ハムもあるかもしれないし、楽天も村林(一輝)選手がまだどうなるか分からないので指名があるかもしれない」と話すなど、宗山選手の入札球団はまだまだ増えるかもしれない。

 ドラフト本番までまだ半年近くあるが、今回名前の挙がった選手たちが秋までにどんな活躍を見せてくれるのか注目したい。

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