日本一に輝いたサッカー部に続け 春未勝利の青森山田が目指す全国制覇
センバツ出場が決まり、声を出して喜ぶ青森山田の選手たち 【玉城達郎撮影】
橋場主将「練習した分だけ結果として返ってくる」
日本一経験者のひとり、橋場公祐主将は休みの日の過ごし方も「野球」という練習の虫。野球を通じて学んだことについても「練習した分だけ結果として返ってくる」と答えた。優勝候補にも青森山田を挙げ、その理由は「練習してきたから」だ。チームの合い言葉は「全体練習は確認の場。成長を促進するのは個人練習」。主将を筆頭に各選手の自主性が、チームの強さにつながっている。
青森山田はまた、サッカー部も全国屈指の強豪として知られる。今年1月には全国高校サッカー選手権で4回目の優勝を果たした。橋場主将は好きなスポーツにサッカーを挙げ、「身近に日本一がいるから」とその理由に触れた。全国制覇を達成したサッカー部に続けるか。春初勝利がその扉の鍵となる。
Wエースはそろってプロ志望 京田、木浪ら先輩の背中を追う
大会前に主催者が青森山田の選手20人に実施した「将来の夢」のアンケート調査結果 【毎日新聞】
関浩一郎投手、桜田朔投手も「プロ野球選手」を将来の夢に挙げた。指導者やトレーナーといった「野球・スポーツ関係」も4人おり、野球を含めたスポーツに関わる仕事を夢に見ていることが分かる。他には、自衛隊、教師、理学療法士といった回答もあった。橋場主将の夢は「消防士」だった。
趣味を尋ねた問いでは、「音楽鑑賞」が5人で最多だった。また、「料理」と回答した選手も3人いた。打線の中軸を担う原田純希選手はその一人。身長170センチ、体重90キロとがっしりした体格だが、「ルービックキューブ」も趣味に挙げており、手先の器用さをうかがわせる。昨秋の東北大会決勝でノーヒット・ノーランを達成した桜田投手は、野球以外の過去の習い事について「水泳、ピアノ、ヒップホップ」と回答し、幼い頃は〝四足のわらじ〟だったことを明かした。