24年J1・J2「補強・戦力」を徹底分析!

3人の識者が推す2024年J1ブレイク候補 パリ五輪世代の有望株、A代表定着が狙える逸材…

YOJI-GEN

G大阪の半田(左)、横浜FMの植中(中央)といったパリ五輪代表候補だけでなく、町田の宇野(右)のようにさらに下の世代にもブレイクが期待される選手が少なくない 【(C)J.LEAGUE】

 Jリーグに精通する3人のライターに、2024シーズンのJ1で一皮も二皮も剥けて一気にブレイクする可能性を秘めた若手をそれぞれ3選手挙げてもらった。対象としたのは、開幕時点で25歳以下で、まだトップリーグで確固たる実績を残していない選手。三者が推す若武者はいったい誰か。

【北條聡氏が推すブレイク候補3選】 久保建英も一目置いた天才肌がついに?

1年半を過ごしたJ2熊本で才能が開花し、昇格チームの磐田に引き抜かれた平川。2シーズンぶりに挑むJ1の舞台で自身の実力を証明できるか 【(C)J.LEAGUE】

 今季ブレイクするのは誰か。期待を込めて候補者を絞ると、次の3人が真っ先に脳内をかけめぐった。

 まず1人目は、ジュビロ磐田のMF平川怜だ。J2での目覚ましい活躍が認められ、個人昇格を果たした有望株。年々、この経路からブレイクする選手が増えつつあることを考えても、候補者リストに名を連ねる資格は十分だろう。

 FC東京のアカデミー育ち。久保建英も一目置いた天才肌ながら、トップ昇格後はあり余る才能を持て余してきた。それが大木武監督の率いるロアッソ熊本への移籍を機に覚醒。攻守の歯車を休みなく回す高強度のフットボールに適応し、評価を高めた。狭い空間で鮮やかに立ち回る“ライン間の住人”で、敵のブロックを内側から破壊する仕掛けはお手のもの。しかも、この人の辞書には焦燥の2文字がなく、苛烈なプレスも涼しい顔でやり過ごす技量と落ち着きは別格だ。いよいよ天賦の才を満天下に示す時がやって来たのかもしれない。

 2人目はガンバ大阪のDF半田陸だ。パリ五輪世代の中核で、飛躍が期待される右サイドバックの逸材。昨季はケガなどもあり、ブレイクが「おあずけ」となっていただけに、今季にかける思いは人一倍強いはずだ。

 サッカーIQに卓越し、攻守を問わず、必要な時に、必要な場所で、適切に立ち回る。そのバランス感覚といい、縦一本槍ではないオプションの多彩さといい、モダンなフルバックの教本。一気に台頭する1年となるか。

 3人目は鹿島アントラーズのGK早川友基だ。すでにブレイク済みと言っても差し支えないくらいの活躍を見せている。

 穴の少ない安定したセービングも素晴らしいが、最大の魅力はビルドアップの質を引き上げる上質のキック。距離や角度を問わず、高精度で味方に届ける。その姿はまさに最深部の司令塔だ。日本代表の守護神争いに加わっても不思議のない器の持ち主。今季を通じて、その実力を余すところなく示せば、動かぬ評価を手にすることになるだろう。

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