『スタッツで見るBリーグ』チャンピオンシップ出場チームを大胆予想！
Bリーグ23-24シーズンもオールスターウィークエンドを終え、60試合中29試合とスケジュールの約半分を消化（執筆時点）。今回はその29試合分の数字から導き出された「ピタゴラス勝率」を用いてチャンピオンシップ（CS）に出場するチームを予想してみよう。
ピタゴラス勝率とは
野球で使われていたこの計算式をバスケットボールにおける数字分析の第一人者、ダリル・モーレイがバスケ用に修正したのが以下となる。
過去のデータ:2020-21シーズン
2021－22シーズン
2022－23シーズン
過去3シーズンを比較すると、計24チーム中21チームを的中させることができている。そのため、「CS出場8チーム」という条件では、ある程度信頼に足る数値なのではないだろうか。
それでは今季の予想順位・勝率と現時点での実順位・勝率を比べてみよう。
2023－24シーズン
川崎はジョーダン・ヒースとニック・ファジーカスという大黒柱をケガで欠き、直近10試合は3勝7敗と得失点のマイナスがピタゴラス勝率に反映されている。逆に言えば2人の復帰によってランキングは変動するだろう。また、名古屋Dも直近10試合で3勝7敗と苦戦しているため下方修正が予想されている。
反対に、ピタゴラス勝率による広島の躍進は、2桁点差での勝利と1桁点差での敗戦が多く、得失点差が大きくなる戦いを続けていることが要因だ。
ランキングをみても分かる通り、混戦を極める西地区においては、同地区対決が増えるシーズン最終盤まで1勝を巡る戦いが行われるだろう。
例年の傾向をみると、予想が外れる大きな要因はロスターのケガなどによる離脱である。そのため今回の予想は、各選手が常に健康状態を維持した状態を想定した上で見ていただけるとありがたい。
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