今季米国女子ツアーを主戦場とする日本人9人の強みとは 渋野日向子の初戦はいつ?
今季から本格参戦する稲見萌寧、吉田優利と西郷真央は正確性と粘り強さで勝負
今季から本格参戦する稲見萌寧(写真左)、吉田優利(写真中央)、西郷真央 【Photo by Getty Images】
吉田はリカバリー率(パーオンしないホールでパーかそれより良いスコアを獲得する率)が昨年の日本女子ツアーで1位。パーオンを逃してもパーを奪える粘り強さは、米国に行っても確実に強みになるだろう。また、西郷はパー3平均スコアが1位。稲見はトータルドライビング(ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算した値)が1位と、それぞれの圧倒的な強みを日本女子ツアーで発揮していた。舞台を米国に移し挑む今シーズン、自分の強みをどこまで生かせるかが見どころの一つだ。
データは悪くない渋野日向子
課題を克服し、活躍を期待したい渋野日向子 【Photo by Oisin Keniry/R&A/R&A via Getty Images】
昨年のポイントランキングで83位となり、80位までに与えられるフルシードは逃したが、100位までの“準シード”を得ているので、多くの試合での出場は可能。今シーズンは巻き返しをはかる。
渋野日向子の参戦は3月からか?日本人の出場予定(1月25日時点)
2月22日に開幕する第3戦「ホンダLPGAタイランド」には現在、古江、畑岡、笹生、西村の4名が出場予定。笹生、西村はこの試合が今年の初戦になりそうだ。2月29日に開幕する第4戦「HSBC女子世界選手権」は畑岡、稲見、古江、笹生、西村が出場予定だ。
渋野は「ホンダLPGAタイランド」ではリザーブ30位、「HSBC女子世界選手権」ではリザーブ32位と推薦がもらえないと出場は難しい状況。今季の初戦はすでに出場予定となっている3月7日に開幕する第5戦の「ブルー・ベイLPGA」になる可能性が濃厚だ。