【ウインターカップ特別企画】福岡第一“最強世代”の小川麻斗に聞く…Wキャプテン、河村勇輝、全国制覇

誰よりもストイックになった“同級生・河村勇輝”…今大会の注目選手は?

現在はBリーグでしのぎを削る福岡第一OBの小川と河村 【(C)B.LEAGUE】

――高校3年間チームメートとして戦った河村選手は、同級生から見てどのような選手でしたか。

小川 1年のウインターカップくらいですかね…。日本代表から帰ってきて、バスケが上手くなって成長して帰ってきたんですけど、井手口先生にすごい態度をとったりして檄を飛ばされていたことがあったんです。そこから『自分が一番真面目にやる』という姿勢で取り組んでいました。走り込みだったらラインを全部踏むとか、音が鳴ってから出て絶対間に合わせるとか、そういう細かいことをやっていました。きつい練習になるとちょっとサボっちゃうようなこともあるかもしれないけど、勇輝は高校生のときから細かいことを一生懸命やっていました。そういう姿勢を見ているからこそ、そこはみんな真似しなきゃいけないというか、勇輝の背中にチーム全体が引っ張られていったようなところがありました。

――小川選手は昨年12月にプロ契約を結び1年が経過しましたが、プロになってみて感じていることはありますか。

小川 最初は結構難しくなるのかなと感じていたんですけど、徐々にプロに慣れてきて、ヘッドコーチに求められていることを遂行できる選手が試合に出られるのかなと感じています。プロになるまではディフェンスを得意なものとしてプレーしていなかったんですけど、今はそこが自分の武器、持ち味でもあると思っています。大学の頃とはまた違って、ジョンさん(パトリックHC)が求めていることをどれだけ遂行できるかが大事になってくると感じています。

――夏に母校を訪問されていましたが、今年の福岡第一にはどのような印象をお持ちですか?

小川 やはり崎濱(秀斗)選手の得点力ですよね。彼は怪我をしていたので、今はウインターカップへ向けて苦しい時期だと思うんですけど、彼の得点力と身体能力がチームの武器になると思います。ただ、逆に彼に頼りすぎると、ダメになっちゃうのかなとも思うので、周りの選手がいかに崎濱選手に頼らず点を取れるかが大事になってくるのかなと思います。

――最後にウインターカップへ出場する母校にエールをお願いします。

小川 3年生は井手口先生のきつい練習がもうすぐ終わるということで、うれしいかもしれないけど(笑)…3年間それだけ鍛えられてきたということ。最後は井手口先生と自分を信じてプレーして、優勝してほしいと思います。

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日本バスケを盛り上げよう! 2016年に生まれたプロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」と時を同じくして立ち上がった、日本バスケの魅力を伝えるバスケットボール専門サイト。男女日本代表、NBA、高校バスケもアツくフォローしています。

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