レアル・ソシエダはグループリーグ首位で大会最小失点を維持しCL最終節へ

レアル・ソシエダ
チーム・協会

【©︎RealSociedad】

久保は途中出場、レアル・ソシエダはザルツブルクとスコアレスドロー

 チャンピオンズリーグ(以下、CL)グループリーグ第5節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)はホームにザルツブルクを迎えた。既に決勝トーナメントへの進出は確定しているが、イタリア王者インテルとのグループ首位争いが続く。ラ・レアルは週末のセビージャ戦から先発を6人入れ替えてこの一戦に臨んだ。CLの舞台でもイマノル監督は下部組織出身選手を7人送り込んだ。

 先発の機会を得た選手達が序盤から躍動する。特に右サイドのザハリャンはボールに多く触れながら、シュート、チャンスメイクで攻撃を牽引する。数少ないピンチもレミロが果敢な飛び出しで決定機を阻止する。この日MVPに選出される活躍を見せるスビメンディに背中を預け、トゥリエンテスも積極的にゴールへと向かうが、好機をものにできずスコアレスで前半を終えた。

 後半に入っても前半からの流れそのままにラ・レアルが主導権を握るが攻め疲れか、徐々に攻撃が停滞していく。イマノル監督は65分にバレネチェア、74分に久保とトラオレを送り込みホームでの勝利を目指す。すると采配が奏功し右サイドを中心に攻撃が活性化した。さらに80分には先日のセビージャ戦でゴラッソを決めたサディクがピッチへ。得点の勢いそのままに自信のあるプレーを披露した。

【©︎RealSociedad】

 負けないことを現実的な目標に切り替えたザルツブルクはゴール前で堅固な守備を見せ、ラ・レアルの猛攻を耐え忍ぶ。久保の今夜最大の見せ場は92分に訪れる。自らファウルを受けて得たPA前のFKの機会に左脚を一閃。しかしゴール左上隅を捉えたシュートは相手GKにセーブされた。ボール保有率67%、シュート20本を放った試合で得点はなく、スコアレスドローとなった。

 他会場ではインテルがベンフィカと引き分け、グループの順位は変わらず、ラ・レアルが首位を維持しミラノに乗り込む。ここまで総失点数2のラ・レアルは大会全体で最小失点を記録。最終節では引き分け以上で首位通過が決まる。次戦は12月2日のアウェイでのオサスナ戦。隣接する地域を本拠地とするパンプローナでの一戦に臨む。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント