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キャラの違う3モデルが登場！ヤマハ「RMX VD アイアン」シリーズ（2023年モデル）

スポナビGolf 2023年9月24日 8:00

【スポナビGolf】

クラブフィッターの小倉勇人さんに、ヤマハ最新「RMX VD アイアン」シリーズ3モデルをまとめて試打していただき、その特徴や印象を解説していただきました。

ヤマハ RMX VDシリーズについて

ヤマハのRMX VDシリーズが、アイアン・ドライバー・フェアウェイウッドも含めて全てモデルチェンジしました。今回はアイアン3種類を紹介します。

前作はRMX VDアイアンシリーズ（2021年モデル）として展開していましたが、今回もRMX VDシリーズとしてモデルチェンジして登場しています。VD R・VD M・VD Xというネーミングで最後の文字を合わせるとR･M･Xになってます。

前作は流れとしては違う流れで3モデルでしたが、今回は1つのラインとして3モデル用意されています。

RMX VD Rアイアンの性能と特徴

【スポナビGolf】

RMX VD Rアイアンはいわゆるツアープロ向けのモデルです。

従来のプロ仕様の流れとしては同じですが、今回はかなり作り方を見直してメーカーいわく「いちから作り直した」という表現がされています。ヤマハ伝統の「焼なまし製法」は、鉄を冷やして叩いてを繰り返す日本刀にも使われている製法です。しっかり打感も追求した扱いやすいアスリートモデルになっています。

【スポナビGolf】

RMX VD/R アイアン

RMX VD Mアイアンの性能と特徴

【スポナビGolf】

RMX VD Mアイアンは個人的には今回の中心モデルになると思っています。

形状や雰囲気はツアーモデルのRMX VD Rアイアンに準じた形にはなってますが、少しロフトを立ててフェース面をバネ鋼に変更することで、飛距離の追求とバッチなどを使ってフィーリングも追求した今風のアスリートモデルという感じです。距離も追求しつつ、やさしさと直進性もあるアスリートモデルです。

【スポナビGolf】

RMX VD/M アイアン

RMX VD Xアイアンの性能と特徴

【スポナビGolf】

そして3本目はRMX VD X アイアンです。

前作に、とにかく直進性を追求したRMX VD 40 アイアンがありました。それを今回はRMX VDのラインに入れて、直進性、ミスへの寛容性、飛距離、打感まで追求して作り込んで来たのがRMX VD Xアイアンです。

形状的にはヒールの出っ張りやトゥ側のウェイトなど、かなりハイテクな要素が詰め込まれたアスリートモデルに入る資格のあるモデルです。

【スポナビGolf】

RMX VD/X アイアン

RMX VDアイアンシリーズを試打した印象

【スポナビGolf】

RMX VD R アイアンは古き良きヤマハの魂が入っているというか、藤田寛之プロとともに歩んできた部分をしっかりと継承しつつ、少しマイルドになって直進性が上がった印象を感じました。打感や操作性など昔のヤマハの良い部分がしっかり残っています。RMX VD R アイアンは数量限定ですが、おそらく全部売れてしまうと思います。それくらいうまくできてる、非常にいいアイアンです。

【スポナビGolf】

RMX VD M アイアンは、適度な飛距離とやさしさや見た目のスマートさ、それからやはり飛距離です。そういうバランスがうまく取れているといえるのがRMX VD M アイアンです。

【スポナビGolf】

RMX VD X アイアンに関しては、前作モデルもそうでしたが、正直何もできないくらい直進性が高いです。だからとにかくやさしいアイアンがほしい人はRMX VD X アイアンになるでしょう。とにかく結果重視の人には、間違いなく手放しでおすすめできます。

【スポナビGolf】

今回はしっかりキャラクターが作り分けられた3モデルになっています。

従来のヤマハの藤田プロや谷口プロのイメージを引き継ぎつつ、ヤマハらしいアスリートモデルを使いたいならRMX VD R アイアン、その中で伝統を引き継ぎつつ、最新のニーズに合わせて作り込んだRMX VD M アイアン、とにかく結果重視でまっすぐ打ちたい人にはRMX VD X アイアンと、個性豊かな3モデルが用意されました。ぜひ試してみてください。非常にいいシリーズだと思います。