オリックス・宮城大弥がU-18W杯でつかんだ大きな自信「小さいカラダでも、プロでやれる!」
ライバルたちと過ごした貴重な時間
高校時代から仲良しの佐々木朗希(写真右から1番目)ほか、宮城はチームメイトから大きな刺激を受けたという 【写真:共同通信社】
宮城と佐々木といえば、今春のWBCでも行動を共にする姿を散見した。2人が親しくなったのは、19年春のU-18代表候補研修合宿のとき。佐々木が宮城に「(お笑い芸人の)四千頭身の後藤(拓実)に似ているね」と話しかけたのが、きっかけだ。そこからキャッチボール・パートナーになり、お互い何かとウマが合うことが分かって、すっかり仲良くなったのだ。
U-18ではただただ仰ぎ見ていた佐々木に、4年後の今、もはや引けを取らない活躍を見せている宮城。昨季はシーズンを通して1試合だった完封勝利も、今季は8月末時点で3試合を記録する。
「昨年、一昨年より長いイニングを投げられるようになりました。1試合を投げ切る技術と体力、両方が付いてきたかなと思います」
U-15、U-18、そして「ひとつのミス、ひとつの失点で優勝できなかったらと思うと、責任の重さが(U-18までとは)別物だった」というWBCと、3つの侍ジャパンを経験し、成長という名の階段を着実に上がってきた。日の丸を背負って学んだことは、すべて宮城の血肉に変わりつつある。どんな環境であれ、どんな場面であれ動じなくなったのも、そのひとつである。
(企画構成:スリーライト)
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