WBCベストナインを先取り! プールA・Bは日本から最多の5選手を選出

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二塁手 R.グレンディニング(オーストラリア)打率.375 2本 6打点

【Photo by Kenta Harada/Getty Images】

 9日の韓国戦では7回に逆転3ランを記録。その裏の守備では、二塁打を放ったカン・ベクホの足がベースから離れたのを見逃さずタッチアウトにし、好判断で相手に傾きかけた流れを断ち切った。続く中国戦でもバックスクリーンの左に飛び込む一発を放つなど、その後も中軸として目覚ましい働きを披露。同国初となる1次ラウンド突破の立役者となった。

三塁手 Y.モンカダ(キューバ)打率.353 1本 5打点

【Photo by Gene Wang/Getty Images】

 1、2戦目こそノーヒットに終わるも、残りの2試合ではいずれも3安打を記録。特に負ければ大会からの敗退が決まるパナマ戦では6回に勝ち越しタイムリーをマークするなど、4打点の活躍でチームに勝利をもたらした。また凡退時も含めて1打席あたりの投球数は4.63と、球数制限のあるWBCのルールにおいては有効な粘り強さを発揮している。

遊撃手 N.ロペス(イタリア)打率.500 0本 7打点

【Photo by Gene Wang/Getty Images】

 1次ラウンドの全4試合でマルチヒットを記録し、プールA・Bの選手の中ではトップとなる8安打をマーク。初戦のキューバ戦ではタイブレークの延長10回にダメ押しとなる2点適時打、12日のオランダ戦では4回に2点適時三塁打を放つなど、打線をけん引した。守備面でもパナマ戦で横っ飛びキャッチからのグラブトスで併殺打を完成させる好守も見せており、攻守両面で存在感を示している。

外野手 吉田 正尚(日本)打率.417 0本 8打点

【Photo by Masterpress - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images】

 10日の韓国戦では、3-4の3回に1死満塁から逆転の2点適時打を放つなど3安打5打点の大暴れ。翌日のチェコ戦では、好調の上位打線が相手先発のO.サトリアを打ちあぐねる中でチーム初ヒットを記録し、3回の0-1の場面で2点適時二塁打を放った。ここまでビハインドの状況で3打数3安打と、勝負強さをいかんなく発揮している。

外野手 L.ヌートバー(日本)打率.429 0本 3打点

【Photo by Masterpress - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images】

 打撃面では持ち前の選球眼の良さが光り、出塁率.579をマーク。チームトップタイの7得点を挙げるなど、リードオフマンとして2番の近藤とともに好機を演出している。守備ではセンターとして球際に強さを発揮し、投手を救う好守を連発。また走塁でも2盗塁に加えて、相手の隙を逃さずに次の塁を奪うなど、走攻守すべての面で日本のファンをうならせた。

外野手 近藤 健介(日本)打率.467 1本 5打点

【Photo by Masterpress - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images】

 韓国戦では、3回の無死一三塁の好機で適時二塁打を放ち、その後の逆転劇につなげた。また5回には甘い変化球を逃さず、右中間へ本塁打を記録。4試合の出場で長打5本を放ち、好調ぶりを見せつけた。またボールゾーンスイング率がチームトップの8.0%と定評のある選球眼は健在で、計5四球を選んで続く主砲・大谷にチャンスをお膳立てした。

指名打者 大谷 翔平(日本)打率.500 1本 8打点

【Photo by Koji Watanabe - SAMURAI JAPAN/SAMURAI JAPAN via Getty Images】

 オーストラリア戦で看板直撃の先制3ランを放つなど、チームトップタイの8打点を記録。全4試合におけるボールゾーンへの投球割合は63%と各国投手陣の警戒は非常に強かったが、そんな状況でも甘い球を粘り強く待って、力強い打球を連発した。また出塁率.684をマークしており、ここまではポイントゲッターとチャンスメーカーの両方の役割を果たしている。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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