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直進性を求めるならこのアイアン！キャロウェイ「パラダイムアイアン」

スポナビGolf 2023年3月13日 8:00

【スポナビGolf】

ゴルフライターの鶴原弘高さんに、キャロウェイ2023年最新「パラダイムアイアン」を試打・解説していただきました。

パラダイムアイアン

パラダイムアイアンの性能と特徴

【スポナビGolf】

パラダイムアイアンを構えたときの印象は、かなりすっきりしています。オフセットもほとんどなく、ヘッドサイズもそこまで大きくないです。

これまでのキャロウェイのやさしいアイアンで特徴的だったのは強いグースとブレードが長く見える形状でしたが、今回はオーソドックスな雰囲気のモデルに仕上がっています。

ただ、今回は飛びとやさしさを両立したモデルということで、すっきりした形状の中に最新のテクノロジーが詰め込まれているのが大きな特徴です。

【スポナビGolf】

具体的には、ヘッド構造が従来のものより随分変わっています。スピードフレーム構造という、ボディとネックを一体整形し剛性を高めた作りになっていて、中に3箇所穴が空いている形状になっています。これは低重心化とインパクトの衝撃に耐えられるように、穴の大きさや位置までAIが設計しているフレームです。

これにより、これまでにないボール初速とやさしさを備えたモデルになっています。

【スポナビGolf】

外からは見えませんが、タングステンウェイトが2箇所搭載されています。1箇所はトゥ側の部分。

【スポナビGolf】

内側にもタングステンウェイトが入っています。

【スポナビGolf】

さらに初速を高める薄いフォージド455フェースになっています。

【スポナビGolf】

打感を損なわないために、「ウレタン・マイクロスフィア」という振動吸収材が内部に大量に使われているので、打感もいいし飛ばせるモデルになっているのがパラダイムアイアンです。

パラダイムアイアンを試打した印象

特筆すべきは、今までにない構えやすさだと思います。ローグ STシリーズにもアイアンは多く用意されており、いずれもキャロウェイらしい独特の形状でしたが、今回はかなりオーソドックスな形状になりました。

打つとやさしさも感じられ、球も上げやすいです。ロフトもスタンダードのモデルで7番が29°と立ち過ぎていないので、見た目やロフトや距離感も、アスリートユースを意識したモデルと言えると思います。

パラダイムのスタンダードモデルは、ドライバーもそこまでつかまりを重視したものではなく、低スピンで飛ばせるちょっとアスリートテイストのモデルに仕上がっています。

その流れをくんでいてやさしく飛ばせるけれど、見た目もすっきりしていて飛びすぎないのがパラダイムアイアンの特徴です。