「データスタジアム」社が開発した対戦予測シミュレーションによる、J1第3節9試合の予想スコアと試合結果の確率は図表の通りとなった。

　最も確率が高くなった結果は、鳥栖vs.名古屋の引き分け決着で48.4%。名古屋は過去2試合、いずれも1-0の勝利を収めており、堅守とカウンターを武器に2連勝と好調だ。この試合でもカウンターからの得点が多くなるシミュレーション結果が出ている。ただ、対する鳥栖も後方からつないで得点を奪うケースが多く、予想スコアは1-1となった。

　一方で、引き分け確率が最も低いカードは新潟vs.札幌。昇格組の新潟だが、ここまで1勝1分けと勝点を着実に積み上げている。第1節のＣ大阪戦では18チーム中1位のパス数を記録するなど、J2時代に築き上げたパスをつなぐスタイルを継続。しかしシミュレーションでは、そのパスをつなぐ新潟に対して札幌は高い位置で奪ってからの得点やCKからの得点が多くなるデータが出ており、予想は0-1で札幌の勝利となった。

　その他のカードで注目は、昨季王者の横浜FMと3位の広島の対戦だ。開幕2連勝の横浜FMはこの試合でもセットプレー、カウンター、ポゼッションと多彩なバリエーションから2点を奪い、広島はシュートまでは持ち込むものの決定力を欠いて無得点という予想となっている。