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ヘッドが大きくなってとにかくやさしい！タイトリスト「T400 アイアン」

スポナビGolf 2022年12月27日 17:00

【スポナビGolf】

ゴルフライターの鶴原弘高さんに、タイトリストのTシリーズから追加発売された「T400 アイアン」の特徴と、試打した感想など詳しく解説していただきました。

T400 アイアン（2022）

タイトリスト T400 アイアンの特徴

T400モデルは皆さんご存じの通り「Tシリーズ」のT100･T100s･T200･T300･T400の中で、一番飛ばせるモデルとして開発されたものです。

【スポナビGolf】

最初に見てビックリしたのが、めちゃめちゃヘッドが大きいことです。T100 アイアンと比べると差が分かると思います。

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すごく大きなヘッドですが中空構造になっていて、T400専用に設計された「マックスインパクト2.0テクノロジー」が搭載されています。

フェースの反発を良くするテクノロジーですが、フェース面はヒール側が狭いのでどうしてもトゥ側の方が反発が良くなります。その反発のいい部分をヒール側にも持っていきたいと考えると、反発をすごく高めておいてトゥ側の反発をルール内に収める方がやりやすくなるわけです。ソールとヒール側からトゥ側まで、全部が同じように反発できるようになります。後ろのバックフェース側から飛びすぎる部分を抑えているのが、マックスインパクトテクノロジーです。

【スポナビGolf】

フェースも高反発バリアブルフェースデザインで、フェース広範囲での薄肉フェース設計により、オフセンターヒット時でも高い打ち出しとハイスピード化を実現したのがT400です。

ロフトは7番で26°と超ストロングロフトになっています。これは日本のゴルファー向けに開発されたモデルです。日本では飛び系アイアンが大ブームで、タイトリストもストロングロフトのT400を日本向けに作って登場させたのです。

【スポナビGolf】

タイトリストらしい幅広ソールですが、微妙にトレージングエッジの部分が段差になっていて、少し削れたようになっています。これで抜けを良くしようというところがデザインにも現れています。

タイトリスト T400 アイアン：試打した印象

実際に打ってみると、タイトリストが大事にしている飛距離と高さも出せるというのがT400でも感じられます。

意外とロフトの割にはスピンが入るし、打ち出しも少し高く出てくれます。その性能を長くないクラブ長でやっているのが長所かなと思います。

ロフトが立っている飛び系アイアンだと、5番アイアン並みのロフトと長さになっているモデルもありますが、このT400に関しては長さも7番でクラブ長が37インチと、他のタイトリストのTシリーズのアイアンと同じ長さになっています。

同じ長さだけどヘッドが大きい分、飛ばせるだけじゃなく当てやすく打ちやすい部分があること、スピンがちゃんと入って止まる球を打ちやすいということが、T400の大きな特徴だと思います。

タイトリスト T400 アイアン：おすすめユーザー

【スポナビGolf】

正直とても大きなヘッドなので、好き嫌いはあると思います。とにかくやさしいモデルで飛ばしたい、タイトリストのブランドが好きだという人にはおすすめです。

これまでにもTシリーズの中には、十分飛ぶT300というモデルがありましたが、それよりも飛ばしたい、曲げたくない、真っ直ぐ打っていきたい人はT400を選ぶのがいいと思います。

ただ本当にヘッドの大きさには最初驚くかもしれないので、実物を手に取ってみてから購入してほしいです。

【スポナビGolf】