“かなだい”が感じた、トップチームの気迫 3回目のNHK杯で得た自信と課題
課題は滑り込みと体力作り
成長を見せつつも、新たな課題も持ち帰った二人。さらなる磨きをかけ、全日本選手権に向かう 【写真:西村尚己/アフロスポーツ】
今一番大事だと感じていることを問われ、村元は「一言で言うと、滑り込み」と答えている。
「リズムダンスはまとまったのですが、フリーの方が正直まだ数をこなせていないので、練習の面では追い込みというのがまだまだ」(村元)
加えて、高橋は体力面での課題を挙げた。
「スケートアメリカ、デニステン・メモリアル(・チャレンジ)の時はいい具合にできたのですけれども、このNHK杯は(日本の)お客さんの前で、緊張感がすごく高い。緊張感も加わってより一層体力も奪われる、というところを今回は実感したので、『その中でも出し切れるような体力づくりが必要だな』と思いました」(高橋)
11月の札幌で世界トップチームと同じ氷上に立った“かなだい”は、さらに滑りに磨きをかけつつ、12月末に大阪で行われる全日本選手権に向かっていく。