1巡目指名は現役、それともレジェンド!? 谷繁元信と岩本勉が「1番打者ドラフト」開催!
谷繁を唸らせた緒方孝市の“足”
95年から97年まで3年連続で盗塁王に輝いた緒方孝市 【写真は共同】
「キャッチャーは走られたとき、ボールを捕った瞬間にランナーの位置を確認して、いける(刺せる)か無理かは大体わかる。でも、緒方さんはアウトにできると思ってボールを(二塁に)投げているのに、セーフになる。スタートしてから二塁ベースに着くまで、最後まで加速しているようなイメージ」
谷繁は全盛期の緒方の足をこう評価する。
歴代2位タイの先頭打者本塁打のシーズン記録を持つデューシー 【写真は共同】
岩本は「向こう意気が強く、バットの出が良い選手。彼がガツンと景気の良い一発を打つことで打線が盛り上がった」と振り返る。デューシーは96年に8本の先頭打者本塁打を打つのだが、これは歴代2位タイのシーズン記録(1位は高橋由伸が07年にマークした9本)だ。
谷繁が「ケンカっ早い」というように、デューシーは95年、塁審への暴言や乱闘騒ぎでシーズン3度の退場処分を受けた。記録以上に、ファンの記憶に残る選手だった。
本稿は第2回、第3回と続く。注目のイチローは何巡目に指名されるか? 【写真:Getty Images】
また、4月25日に配信された「袴田彩会の野球を語らナイト」では、ゲストの斉藤和巳が「現役時代に対戦してイヤだった1番打者」を5人選出している。見逃し配信を行っているので、斉藤和巳同様に、お菓子を片手に気軽に楽しんでもらいたい。
(動画編集:井上祐太、企画構成:スリーライト)