【新日本プロレス】グレート-O-カーン選手の行動に新日本プロレスが報奨金を授与!
【新日本プロレスリング株式会社】
4月1日、新日本プロレス事務所にて、今回、社会貢献をはたしたオーカーン選手の勇気ある行動に対して、会社から報奨金が送られた。
「今回は、見ず知らずの少女を自らの体を張って助けるという、世界中の大人そしてレスラーの模範とも言うべき勇敢な行動を取って頂き、結果的には今年50周年を迎える新日本プロレスの更なる飛躍への後押しとなりました。会社を代表し、その感謝を称えここに表します」と大張高己社長から金一封が渡された。
【新日本プロレスリング株式会社】
「余が駅内のトイレを使おうと思った時、なにやら揉めてるような声が聞こえて後ろを振り返ったら、『いいから! いいから!』と男が女児の腕を引っ張っていたんじゃ。女児の方は『やめて!』と言っていたが、最初は親子ケンカか何かとも思った」と語り出したオーカーン選手。
「ところが、その女児と目が合った瞬間、『助けて下さい!』と余に訴えてきたんじゃ。そこで『あっ、これは事件なんだな!』と理解して、その男とは1メートルくらいしか離れていない射程距離範囲だったから、次の瞬間には自然と身体が勝手に動いてたよ」と振り返る。
オーカーン選手は、その時食べ物を持っていて、片手がふさがっていたため、その男性を「脇を差して相手の背中を持ち、片手でホールドするように取り押さえた」とのこと。
「最初は男性も怒気が荒く、『何だおまえ?』とか、『おまえに関係ないだろ?』とか言ってきたが、余は百戦錬磨でこうした事態に慣れてるから、あえて相手に敬語を使って、『何をしてらっしゃるんですか?』『もしかして親子ですか?』と聞いてみた。すると、その女児が『いえ、違います! お母さんがトイレの中にいて待っているんです』と言うから、『ああ、その隙間を狙ったんだな』と」
今回、状況が切羽詰まっていたとはいえ、いかつい風貌のオーカーン選手に助けを求めた女児に関しては、「こういうのは余の顔がどうとかじゃなく、単純に怖い目に合うと人は簡単には声を出せない。だから、彼女が声をあげたことが何より勇気があった事だと思う」と振り返ったオーカーン選手。
さらに「余にとっては一般人の男性を取り押さえる事なんか、実際にやったようにメシを食いながら片手でできることだし、新日本のレスラーはみんな強いから、余じゃなかったとしても全員が同じ結果になっていただろう。ただ、酔っぱらいの男性と女児への細かい心のケアは余じゃなきゃできなかったと思うがな」と語った。
駅員が来た後も男性は駅員室には向かわず、警察が来るまで男性トイレに入ってしまったこともあり、オーカーン選手は推移を見守っていた女児と女児のお母さんに話しかけたり、たまたま持っていたパンケーキをあげたりと、被害者に配慮を心がけていたという。
今回の件に関して、ヒールレスラーらしからぬ善行だという声もあるが、「そうか? プロレスはプロレスのルールがあって、それを破れば反則負けになるだろう。同じように社会のルールがあって、社会のルールに沿った上で己のルール、余の正義に従って行動しただけだ」とキッパリ。
「あの時、女児が泣いて『助けて!』と言ってきたんだぞ? (語気を荒めて)そんなの助けるに決まってるだろ!! たとえコレが女児や子供じゃなくても、レスラーみたいな屈強そうな男であろうと、たとえ余が大っキライなヤツでも、目の前で『助けてくれ!』って訴えている人がいるんだぞ? 助けねーバカがどこにいんだよ!?」とコメント。
【新日本プロレスリング株式会社】
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なお、今回の件に関して、神奈川県中原警察署から、オーカーン選手に対して感謝状が贈られることが予定されている。
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