全フレックス試打 『N.S.PRO MODUS³ TOUR115』はこんなゴルファーにマッチする
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そこで第5の『モーダス』として発売された同シャフトをフレックス別に永井延宏プロが試打し対象ゴルファーを解説する。
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フレックス(R、S、X)別に対象ゴルファーを解説
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フレックス:R
永井:まずワッグルした第一印象としてはしっかりした重量感を感じますが、重量分布的には均一な印象です。実際に打ってみるとシャフトの中から先が動いているのを感じますが、動き方としてはヘッドが左に動くのではなくロフトを増やす方向に動いてくれます。その分ターゲットに対するスクエア感がありボールを拾いに行ってくれる挙動になるので入射角も緩くなりボールが高くスピンの入った弾道になりやすいです。
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永井:Sは私にとっては適正スペックだと思いますが、Rに比べて若干中間部分の硬さが際立ってきました。打ってみたところSはドライバーの軽硬シャフトとの繋がりがイメージできます。中間剛性がある分、切り返し以降に中間部がヘッド側と自分側をきれいに分けてくれるのでプレイヤー側が手元に負荷をかけていくとロフトが立って入り、フェースローテーションが少なくインパクトできます。実際にロフトが立って厚いインパクトができました。Sはプレーヤーの体の動きを引き出してくれます。
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永井:Xになるとシャフト径も太くなり手元側のしっかり感が出てきました。ワッグルするとまるで棒のような印象を受けます。打ってみましたが中間から手元のしっかり感があるので体の動きとしっかりリンクしてくれますね。体がクラブを引っ張っていくことでロフトが立って長くインパクトできます。より現代的なスイングの動きにマッチしているのではないでしょうか。
『モーダス115』はこんなゴルファーに最適
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今作はゴルファーごとに調理できるシャフトというのが言えると思います。Rは先端が若干しなるのでシャフトに仕事をさせたい方向け、Sはヘッドとゴルファーが50対50で振れるので最もニュートラル、Xはゴルファー側が仕事をしていきたい方向けだと思います。その中で硬いと感じるか軟らかいと感じるかで番手ずらしをしていく。そういった調理が楽しめるシャフトだと思います。
個人的にはヘッドスピードのある女性がXをショート番手に入れるという選択肢はありだと思いますね。いずれにしても現代の大型ヘッドのアイアンとの相性も良く、『モーダス』5モデルの中では基準となるモデルですので、まずは『115』を起点に選んでいただけるといいと思います。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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