データで選ぶセ・リーグベストナイン 坂本勇人はいまだに攻守で抜群の存在感

鈴木誠也が全選手トップの数値を記録

【写真は共同】

■外野手 鈴木誠也(広島) WAR8.2
 今オフにメジャー挑戦を表明した鈴木誠也がセ・リーグ全選手トップのWARをマーク。長打率.639、OPS1.072はいずれもキャリアハイを記録。補殺数もリーグ外野手最多の13と、守備でも魅せた広島の背番号1が世界に羽ばたく。

■外野手 近本光司(阪神) WAR5.5
 虎のリードオフマン・近本光司がリーグ外野手2位のWARをマーク。中堅手でUZRリーグトップの守備に加え、攻撃面でもリーグ外野手最多の24盗塁、自身初めてシーズン打率3割をクリアするなど、非の打ち所がない活躍を見せた。

■外野手 オースティン(DeNA) WAR4.7
 DeNAの主砲・オースティンがリーグ外野手3位となるWARを記録。28本塁打を放った長打力だけでなく、打率.303と確実性も兼ね備えており、OPSは来日1年目の昨季を上回る1.006と、リーグ屈指の強打者として打線をけん引した。

昨季までも活躍を見せていた主力選手が高い貢献度

※野手は各ポジションで100試合以上出場した選手を対象 【データ提供:データスタジアム】

 セ・リーグの本塁打王を分け合ったヤクルト・村上宗隆、巨人・岡本和真らがひしめく三塁手部門は、長打以外でも高い貢献を見せた村上のWARが上回った。全体的な傾向としては、昨季までも活躍を見せていた主力選手が今季も高い貢献度を示している。ただ、野手は各ポジションで100試合以上出場した選手を対象としたが、複数ポジションを守りながら高い貢献を見せた若手の活躍も光った。捕手、一塁でいずれも62試合に出場しWAR4.2を記録した広島・坂倉将吾、二塁で102試合、一塁で67試合出場のDeNA・牧秀悟はWAR5.7をマーク。本家のベストナインでは各ポジションで票が割れる可能性も考えられるが、リーグ2位の打率を残した坂倉と、鮮烈なルーキーイヤーを送った牧も今季のセ・リーグを盛り上げてくれた存在であった。

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