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アジアの才能、ラ・リーガで輝く

ラ・リーガ公式 2021年9月16日 0:00

チーム・協会

【(C)LaLiga】

年々競争が激化しているラ・リーガでは、国籍を問わず世界中から優秀な選手が集まるようになっている。アジアやオセアニアも例外ではなく、少しずつスペインフットボール界で活躍する選手が増えてきた。近年ラ・リーガで活躍してきた乾貴士、武藤嘉紀、香川真司らに続き、今季もアジアのフットボール界を代表するスター選手がラ・リーガの舞台でプレーする。

ウ・レイ

中国の上海海港で国内のあらゆるタイトルを勝ち取った後、ウ・レイは２０１９年１月にエスパニョールに加入した。中国リーグ有数の点取り屋としてラ・リーガ・サンタンデールにやってきた彼は、デビューから５戦目で初ゴールを記録。翌シーズンに挙げた４ゴールには、バルセロナとのダービーで２ー２に持ち込む同点弾も含まれる。

ラ・リーガ・スマートバンクに降格した昨季もクラブを離れることなく、１シーズンでのラ・リーガ・サンタンデール復帰に貢献。今季は加入４シーズン目を迎え、８月末にエスパニョールでの１００試合出場が讃えられた。１１月に３０歳となるウ・レイは経験を重ね、キャリアの成熟期を迎えたが、今季も攻撃が手詰まりとなった際には持ち前の勝負強さと突破力を見せてくれるはずだ。

【(C)LaLiga】

久保建英

日本の若き才能がマジョルカに戻ってきた。久保建英は１８歳にして大きなインパクトを残した２０１９／２０シーズンと同様に、レアル・マドリーからのレンタルで加入。昨季はビジャレアルとヘタフェでプレーし、トップレベルでのプレー経験を積んできた彼は、存在感を増している日本代表と同様にラ・リーガ・サンタンデールの舞台でも不動の地位を築こうとしている。

バルセロナの下部組織で育ち、世界中にインパクトをもたらすクラックへと進化してきた久保は、８月の東京五輪でも３ゴールを記録し、日本の準決勝進出に貢献した。２０歳で迎える今季のラ・リーガ・サンタンデールでは持てる才能の全てを発揮することが期待されている。

【(C)LaLiga】

イ・ガンイン

１０歳から所属するバレンシアと決別したイ・ガンインの退団は、今夏のサプライズの１つだった。より輝ける場を求め、新天地に選んだマジョルカでは久保建英との共演が実現。アジアとラ・リーガを代表する２人の若いタレントがどのような関係を築くか楽しみだ。

【(C)LaLiga】

柴崎岳

ラ・リーガ・スマートバンクを代表するアジア人選手といえば柴崎岳だ。２０１６年のクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリー相手に２ゴールを挙げ、スペイン中にその名を知らしめた「和製イニエスタ」は、これまで約５年間に渡ってスペインでのキャリアを築いてきた。テネリフェ、ヘタフェ、デポルティーボ、そして昨季はレガネスの一員としてラ・リーガ・サンタンデール昇格まであと一歩のところまで迫った。日本代表の中核も担うMFは既にラ・リーガで１００試合以上もプレーしている。

【(C)LaLiga】

岡崎慎司

２０１６年のプレミアリーグを制したレスター・シティーの奇跡を記憶しているフットボールファンは多いはずだ。その立役者の一人である岡崎慎司は、２０１９／２０シーズンにウエスカに加入し、１２ゴールを挙げてラ・リーガ・サンタンデール昇格に貢献した。ドイツ、イングランド、スペインで経験を積んできた３５歳のストライカーは、今季新たに加入したカルタヘナで２季前の再現を目指す。

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マシュー・ライアン

２０１５〜１７年にかけてバレンシアでプレーしたマシュー・ライアンが再びラ・リーガ・サンタンデールに帰ってきた。ゲンク、ブライトン、アーセナルでのプレーを経て今季レアル・ソシエダに加入したオーストラリア代表GKは、２度のワールドカップとアジアカップを戦った経験を武器に、アレックス・レミロと正GKの座を争うつもりだ。

【(C)LaLiga】

ダビ・アラバ

自身はオーストリアで生まれ育ったものの、フィリピン人の母を持つダビ・アラバもアジアにルーツを持つ選手の一人だ。バイエルン・ミュンヘンで一時代を築いた彼のレアル・マドリー加入は、言うまでもなく今夏の大型移籍の１つだった。

また今夏アラベスに加入した原大智は、プレー経験を積むためベルギーのシントトロイデンにレンタル移籍した。バレンシアの下部組織に加入した１８歳の鈴木輪太朗イブラヒームと共に、将来性豊かな長身ストライカーは今後が楽しみな存在だ。

【(C)LaLiga】