起用に応えた古澤の“初スリーポイント” 車いすバスケ、日本一丸で頂点へあと1つ

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集大成となる決勝はバスケ大国・米国戦

決勝ではバスケットボール大国・米国との対戦。“日本一丸”で頂点を狙う 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 東京パラリンピック最終日の5日に行われる、車いすバスケットボール最後の試合がバスケ大国・米国との決勝戦。これ以上ない舞台が整った。

 古澤は「自分たちのディフェンスが世界トップレベル(の米国)にどれくらい通用するか、それが楽しみだし、(通用する)自信も、ワクワクもある」と意気込んだ。

 藤本は「金メダルを目標にしてきたので、そこにふさわしいのか自分を試す戦いになると思います。最後はディフェンスで世界に勝ちたいと思います、それしかないです。それを5年間やってきて、この(決勝進出という)結果なので。どこが相手でもディフェンスで勝つ。点を取るのではなく、点を抑えて勝つバスケットをしていきたい」と想いを込める。

「ファイナル4(準決勝以上)で1勝」と言い続けてきた京谷HCも、選手としてかなわなかった舞台に、指揮官としてたどり着いた。「ご存じの通り米国はものすごく強いです。われわれも1度も勝ったことないです。そんな最強の米国に現時点の日本代表がどれくらいできるのか、全力でぶつかっていく、真向勝負ですね」と抱負を語った。

 まさに、日本の集大成となる決勝戦。奇策はいらない。ずっとチームが掲げてきた「トランジションバスケ」と「ディフェンスで勝つ」を遂行し、“日本一丸”で頂点を狙う。

(取材・文:細谷和憲/スポーツナビ)

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