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操作性＆構えやすさが向上！テーラーメイド「スパイダー SR パター」

スポナビGolf 2021年7月13日 8:00

【スポナビGolf】

高い安定性と構えやすいパターとして人気のテーラーメイド「スパイダーシリーズ」に新しいモデルが登場。そこで今回、クラブフィッターの小倉勇人さんに、新しい「スパイダー SR パター」を試打してもらい、その特徴を語っていただきました。

Spider SR プラチナムホワイトフローネック

フォルムの特徴

【スポナビGolf】

従来のスパイダーシリーズは、大型マレットで重心の深いモデルが多かったのですが、今回のスパイダーSRはシンプルな形状です。プロやアマにも人気の「ツノ」とか「クワガタ」と言われる形状に似ています。

【スポナビGolf】

前モデルのスパイダーEXからインサートも新しくなってます。

【スポナビGolf】

「ピュアロール 2」と呼ばれるもので、従来のアルミと樹脂を組み合わせたインサートをさらに改良して、アルミの部分を明確にむき出しになり、溝に45度の角度がつきボールをしっかりつかまえられるようになっています。これによって、ボールに順回転を与えてスムーズに転がるように改良されました。

最大の特徴

スパイダーシリーズの人気の秘訣は、いろいろなバリエーションがあるところだと思います。

【スポナビGolf】

今回のスパイダーSRは、新たにフローネックというネックを開発しました。

【スポナビGolf】

今までのショートスラント（スモールスラント）のネック形状は、ヘッドを垂らすとトゥ側が垂れる角度が強いのが特徴でした。

【スポナビGolf】

スパイダーSRシングルベントというモデルは、シャフトが曲がって入っていて、ヘッドを垂らすとフェースが真上を向くフェースバランスのモデルです。ヘッドをストレートに動かしやすいように設計されています。

【スポナビGolf】

それに対して、フローネックというのはヘッドを垂らすとトゥ側が垂れる状態になるので、テイクバックでフェースの開閉がしやすく設計されています。

【スポナビGolf】

これにより、振ったときに自然とアークを描く人や、真っ直ぐ動かす人などタイプによって動かしやすいものを選択できるようになっています。

試打の感想

実際今回初めて試打したのですが、フローネックは今までのショートスラント（スモールスラント）のモデルよりもマイルドになってストロークがしやすくなった印象です。

前モデルは、重心が深く少し角度がきつい部分があり大きなアークローテーションを使うイメージがあって、ゆっくり使わないと狙ったところに出にくいという雰囲気がありました。

今回のスパイダーSRは、アークが緩やかになってクイックなテンポで打っても合うので、よりやさしくなった印象です。