長所を磨けば1億円を稼げる!? アスリートトークスタジアム VOL.2
野球は「これができなきゃいけない」が唯一ないスポーツ
里崎 そもそも野球ってこれができなきゃいけないって言うのが、唯一ないスポーツなんですよ。別に走れなくてもいいし、ボール投げられなくても打てなくても別にいいんですよ。逆に何か一つものすごかったら、それで一億円稼げるんで。
【スポーツナビ】
里崎 大げさに言ったらですよ。まったく打てないし守備へたくそだけど、投げたらすごいです、だったらピッチャーできるんですよ。
DJケチャップ 確かに。はい。
里崎 で、守備もへたくそだし、走るのも遅いし投げるのもあんまりだけど、打つだけできますだったらDHでも行けるじゃないですか。まずは何か一つの長所を磨くのが一番プロ野球のスカウトに見つけてもらいやすいんじゃないか、というね。
DJケチャップ 五十嵐さん、同じ野球OBとして
五十嵐 それってもちろんプロに入る前もそうですし、入ってからも僕そう思っていて。でもね、最近の傾向を見てるとやっぱり平均点狙いの選手が多いような気がしますよね。だからプロに入ってからもどんどん長所を伸ばせばいいのになと思うんだけど、やっぱり短所に目が行くんですよね。
里崎 だって僕なんて足は遅いしキャッチャーだから成り立っているのに、ほかの野手をやってたらプロ野球選手になれてないですよね、きっと。
DJケチャップ でもトレーニングの内容も大事ですけど、まず自分はどういうところが長所なのかっていうところを感じてからトレーニングすると、またトレーニングの内容も変わってきますしね。充実度も変わってくるし。
里崎 伸ばしやすいじゃないですか。今なんてネットを開けばどんなトレーニングでも調べようと思ったら調べられるので。僕らの時なんて、どこ開いても何も載ってないですからね。そういった意味ではいろんなことを吸収しやすい時代にあるんで、自分に合ったトレーニングを探しに行かないといけないんですよね、自ら。
DJケチャップ トレーニングの一歩手前の部分を、里崎さんは大事にするべきじゃないかというアドバイスかもしれないですけれどもね。
里崎 それに合ったところに進めばね、自分の長所を伸ばしやすいんじゃないかなと思いますけどもね。
DJケチャップ いいアドバイスを、この年になってもまだ刺激なるようなトークをいただきました。ということで、ありがとうございました!
<VOL.3に続く>