「ティーショットのアドレスで目線に注意していますか?」〜上達シリーズ第15回

Gridge(グリッジ)

【(c)GAHAG】

皆さんは打ち下ろしや打ち上げのホールで、ドライバーでのティーショットやショートホールのティーショットをする際にどんな注意を払っていますか?
え、何も考えていない! それではナイスショットは望めないでしょう!
上達シリーズ第15回はアドレスでの目線について考えます!

一般的な平坦なコースをラウンドしている時には問題はありません!

皆さん、このGridgeをご覧になっている方はゴルフをこよなく愛する方ばかりだと思いますし、恐らく練習場にも通っていることでしょう!
ゴルフ練習場の打席はどうなっていますか?
また、練習場は一般的には平らな造りですよね。
このような練習場で練習していれば、常に平らな足場でのショットに慣れてきます。
これは、特に問題となることではありません。
コースも平坦な林間コースや河川敷のコースもありますからね。
林間コースなどでは、ナイスショットも出るでしょう!

ところが、アップダウンのある丘陵コースに行ったらどうでしょうか?

千葉県北西部、茨城県南部、神奈川県の一部、埼玉県南部の一部林間コースを除けば、東京都西部、神奈川県、千葉県南部、埼玉県のコースの大半は、程度の差はありますが、丘陵コースです。
皆さんがテレビ中継で観る機会が多い東京よみうりCC、戸塚CC、袖ヶ浦CC旧袖ヶ浦Cなどは、かなりのアップダウンがあります。
特に東京よみうりの14番ミドルホール(パー4)は、ティーグラウンドからは極端な打ち上げでまさに壁に向かって打っていく感じです!
さて、このようなアップダウンのあるコースで、打ち下ろしや打ち上げのティーショットはどのように打てばいいのでしょうか?

平坦な練習場で、ドライバーやアイアンを打つ時に皆さんの目線はどこにありますか?

平坦なところでボールを打つ時には、アドレス時、目線は水平にボールが飛んで行き着地する辺りを見ているでしょう。
それが、自然です!
普通にアドレスして目線は水平になっていることと思います。

それでは、打ち上げや打ち下ろしのホールでは目線はどこにいくと思いますか!

例えば、先ほどご紹介した東京よみうりCCの14番ミドルホールのような極端な打ち上げの時、目線はどこにいくでしょうか?
そうです。見えないですが、打ち上げの先のフェアウェイに目線はいくでしょう!
この時のアドレスは平坦な場所でのアドレスと明らかに違って右肩が下がります。
そのアドレスから、打ったボールは煽るまたはすくい上げるショットとなり、曲がったりミスになる確率が高くなるでしょう。
また、すくい上げるスイングでは結果として距離も出ないことになります。
逆に、打ち下ろしの場合には、目線は下のフェアウェイを見て左肩が下がり、突っ込むスイングのアドレスができ上がってしまいます。
このアドレスでスイングすれば、ミスショットになることはもうおわかりですね。
これは、意識してそうなっているのではありません。
目線を上げたり、下げたりしていることで、自然とそうなるのです。

それでは、打ち上げや打ち下ろしのティーショットでは目線はどこに

もう、おわかりですか?
平坦なところでは水平からやや上程度に目線を合わせることができるのですから、打ち上げや打ち下ろしのティーショットでも、目線は意識して水平に近い高さに合わせる必要があります。
これは、打ち上げの場合では上っているフェアウェイの中腹に目線を合わせ、打ち下ろしの場合には遠くの山や空に目線を合わせるという具合です。
しかし、これは意識して行わないとできませんよ!
どうも、打ち下ろしのホールは苦手なんだよなとか、打ち上げのホールはまったく駄目だと言っているあなた、ぜひ試してみてください。
なお、この目線の取り方はティーショットに限ったことではなく、セカンドショットなどで打ち上げや打ち下ろしの場合にも通じることです。
たかだか、目線などと侮ってはいけません。
目線がアドレスに影響してミスショットの原因につながるのです。
さあ、皆さんもアドレスで目線に注意してナイスショットを目指しましょう!
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