【サーフィン】良い波を当てる裏技「波の点数に踊らされるな!」
【©RiRyo】
どこどこのポイントが40点だから行ってみよう。そんな使い方しかしていない?もっともっと有効に使って、シークレットポイントや明日の波まで予想しちゃうという裏技を紹介しよう。
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シンクロするポイントを探せ!
さて、波の点数はランキング形式で見ることもできるから、どこが一番かはすぐに分かる。しかし同じ評価点数がずらりと並ぶこともある。そうなるとどのサーフポイントに行けば良いかが分からない。
とにかくランキングトップのところへ、と思いがちだけれど、それはどうだろうか?『そのランキングを見て同じことを考えているサーファーはたくさんいるはず』。波情報によって1つのポイントにサーファーが集中してしまうという混雑は、いまや日常よく起きることだ。
混雑しているよりは、空いているポイントの方が良いに決まっている。空いていて、そこそこ波の良いところがあればなぁと思うけど、どこに行っていいかわからないと思う人は多い。そんなときに『シンクロするサーフポイント』で波を予想すれば、良い波をゲットする確率が増す。
シンクロするポイントとポイントを結ぶ
例えば、遠州灘のポイント、ロコ、舞阪メイン、豊浜はシンクロしているビーチブレイクだ。そのどれもジェッティ(テトラ)がブラインドとなり西寄りの風でオフショアとなる。ウネリの向きは東西南とどの方角からでもヒットする。だからロコが60点だけど、他が低い点数というときなどでもシンクロしているから、まずまずのコンデションだろうという推理が働く。
評価点数が違うのはなぜ?
さらに、波情報のスタッフがチェックしたときに波がブレイクせず、評価が低くなった。ということも考えられる。さらに海にいたサーファーが上級者で、しょぼい波をメイクしそれを目撃すれば評価はどうしても上がってしまう。その逆もありうる。
ランキング1位のポイントが必ずしも良いとは限らない。混雑して波に乗れなければ意味が無いからだ。低い点数のポイントが、数時間後にトップへということはよく起こる。 【bc01.com】
エリアが離れていてもシンクロするポイント
伊豆白浜と新島の羽伏浦もシンクロしている。波のサイズは2倍ほど羽伏浦の方が大きい。じゃあすぐに新島へというのは難しいが、白浜の波がこれからどうなっていくか予想できれば羽伏浦の波も予想できる。その逆もある。
波情報の無いポイントも、シンクロでその波を知ることができる
そのようなサーフポイントはAクラスの波だけれど、海底がリーフなどで危険なポイントが多い。だからビギナーがトラブルに逢わないように、リアルサーファーたちの暗黙の了解でシークレットとしていることが多い。波情報の運営側も配慮しているというわけだ。
シークレットポイントへは、ビジターは近づかないのが得策だ。けれども、何らかの理由でその波のコンデションを知りたいときには、シンクロする波の情報でその波を知ることができる。
例えば千葉の御宿の波が良いと、そことシンクロするシークレットポイントがある。湘南の鵠沼とシンクロするポイントも…、そこがどこかはここでは残念だが教えられない。いずれ君がサーフィンを良く理解し、上手になれば「なるほどあそこか」ときっと分かるようになる。
波を起こす『低気圧』は西から東へ移動する
つまり、波を予測するときに、自分の住む地域よりも西方面のサーフポイントは有力な情報源となるわけだ。例えば、湘南のサーファーに大きな意味を持つのが、御前崎や伊豆の波情報だ。とくに御前崎は外洋にダイレクトに接しているためにウネリの反応が早い。御前崎で波が上がれば時間差で湘南でも波が届くと考えていい。また、東伊豆にある各サーフポイントは、接する海の向きが異なるためにうねりの方向を知る上で役に立つ。『低気圧は西からやってきて東へと向かう』日本に住むサーファーはこの大原則は覚えておこう。
(注意:波の発生源や方向はさまざまです。ここでは通年で移動する低気圧をもとに説明いたしました)
まとめ
文・李リョウ
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