【徹底解説】マークダウンした今が買い!テーラーメイド「SIM シリーズ」
【スポナビGolf】
SIMドライバーの特徴(石井さん解説)
【スポナビGolf】
SIM=シェイプインモーションの略の「SIMドライバー」。極端にツアープロ専用で難しいという印象はありません。
一番目を引くのはドカッと存在感のあるイナーシャジェネレーター。それによって空力をうまくコントロールしてヘッドスピードが上がるのが、このドライバーの特徴です。このテクノロジーの効果で、テイクバックして切り替えたところで、何かレールに乗って流れるような効果を感じました。芯に当てやすく、クラブが変に暴れたりしない印象を受けます。
スピードインジェクションは前作のM5・M6から搭載されているテクノロジー。それ以前のモデルと打ち比べても初速が速く、反発性能もルール上限ギリギリの反発性能を維持しています。
前モデル同様、ウェイトの微調整ができるスライディング・ウェイト・テクノロジーも搭載。もちろんテーラーメイド独自のネック部分のロストスリーブも前作同様です。
試打の印象
構えたときに少しヒール側が絞り込んでる感じがSIMドライバーの特徴で、好印象を受けます。クラウン部分がM5と比べて少し平べったく感じるので、構えたときにフラットでトゥが落ちている印象です。左へのミスが少ないという印象を持つことができるので、今まで以上に飛ぶのかなと思います。
おすすめのゴルファー
今使用されているドライバーで、フェアウェイに、ある程度コンスタントにコントロールできる方が対象になってくるドライバーだと思います。クラブの重量もある程度の重さがあるのでパワーが必要になってきます。
SIM MAXドライバーの特徴(石井さん解説)
【スポナビGolf】
一番の特徴は存在感のあるイナーシャジェネレーター。空気抵抗を制御することでヘッドスピードを上げる効果があり、空力でスッとレールに乗って、インパクトまでクラブを誘導してくれるような今までにない印象のクラブです。
カーボンが前面に大きく出ていて、ソールにもカーボンを使用しています。金属の部分は骨組みのような感じになっていて、余剰重量を必要なところにしっかり配置し、スピンを少なくしたり球が飛ぶように考えられたクラブです。
おすすめのゴルファー
上級者・中級者の方は問題なく使えるクラブだと思いますが、ラウンドで100から110スコアで回る方なら十二分に使えます。どちらかというとストライクゾーンの広く、多くの方を許容するクラブだと思います。
SIM MAX-Dドライバーの特徴(鶴原さん解説)
【スポナビGolf】
SIM MAX-Dドライバーの「D」はドローバイアスの「D」ということでドローをかけやすいモデルになってます。
SIM MAXドライバーとSIM MAX-Dドライバーの違いは、SIM MAX-Dドライバーにはヒール部分にドローバイアスウェイトを搭載しているところです。ヒール部分にウェイトを多く配分することで、フェースをターンさせやすいドライバーになっているのが一番の特徴です。
試打の印象
打ってみると、日本のメーカーが作るアベレージ向けのドライバーのような球の捕まりやすさは無いというのが正直な感想です。
おすすめのゴルファー
スライサー向けというよりは、ドローヒッターで右にプッシュするミスが多い人が使うと、自分のタイミングでフェースを返せて自分が思ったドローを打ちやすくなると思います。
つかまるドローバイアスのモデルと言われていますが、割とニュートラルに球をつかまえたり逃がしたりしやすいモデルなので、扱いやすいと思う人が多いと思います。
SIM フェアウェイウッドの特徴(石井さん解説)
【スポナビGolf】
テーラーメイドのSIMフェアウェイウッドには、3番と5番があります。ものすごく重心が低いタイプのフェアウェイウッドです。
前作のM5と同様に、SIMもチタンで出来ているのが一番の特徴で、80gのウェイトをソールに配置しています。コストが掛かるチタンをあえて使用するところに、重心を下に集めるメリットを強く求めるメーカー側の意図がうかがえます。
「V STEEL」と書いてあるソールの部分がレールになっているので、地面に接地したときにうまく滑ってくれます。フェアウェイウッドは非常にライの影響を受けやすいので、そういうときの抜けを考えているクラブです。
試打の印象
実際に打ってみるとボールもしっかり上がり、上級者がコントロールしやすいフェアウェイウッドです。
おすすめのゴルファー
SIMとSIM MAXを比較すると、SIM自体は球が浮きやすく作ってありますが、ヘッドスピードが速い方におすすめです。それに比べてSIM MAXの方は、より寛容性があり高い球が打ちやすいので、フェアウェイウッドに高さとやさしさが欲しい方は、SIM MAXフェアウェイウッドをおすすめします。
SIM MAX フェアウェイウッドの特徴(石井さん解説)
【スポナビGolf】
実際打ってみると、SIMよりも自然に球が上にあがりやすいです。構えたときに、SIMよりも肉厚感のある丸いフォルムでボリューム感があるので、上からぶつけていってもライナーな感じで強い球を打ちやすく、いろんな打ち方にも対応してとてもストライクゾーンの広いフェアウェイウッドです。
おすすめのゴルファー
フェアウェイウッドを使っていて球が浮ききらない方や、球がつかまらない方、またはコースで使うときにフェアウェイウッドに対して苦手意識を持ってる方などにはおすすめです。
上級者の方はもちろん、距離を稼ぎたい方はぜひ使っていただきたいと思います。中級、初級者の方で、フェアウェイウッド最初の1本どれにしようか迷っている方は、「SIM MAX 5番ウッド・7番ウッド」ぐらいから試してみてはいかがでしょう。
SIM MAXレスキューの特徴
【スポナビGolf】
フェアウェイウッド同様、このレスキューにも「Vスチール」が搭載されています。Vスチールはフェアウェイウッドの歴史の中でも名器といわれているテクノロジーで、テーラーメイドが初めてレスキューにも搭載してきたところがこのモデルの一番の特徴で、クラブの抜けがとても良いです。
M3・M4から搭載されているツイストフェーステクノロジーが、このSIM MAXレスキューにも搭載。芯を外したときに助けてくれる、名前の通りレスキューです。
試打の印象
ヘッド自体はとても優しくて打ちやすい、寛容性の高いクラブだと思います。
おすすめのゴルファー
現在M6レスキューを気に入って使用している方は、ぜひ一回試して欲しいクラブです。スライスをかけたり、フックをかけたり、高い球低い球にもコントロール性能・操作性も高いので、上手な方がこのレスキューを選択肢に入れるというのも十分アリだと思います。
SIM MAXアイアンの特徴(石井さん解説)
【スポナビGolf】
ネックの部分をちょっと薄くして軽量化しています。M6にも搭載されているスピードブリッジは、ヘッドの剛性をしっかり作るという効果があります。さらにスピードポケットなどの多彩なテクノロジーも搭載されています。
SIM MAXアイアンは、エコーダンピングシステムという黒いゴムのような物が搭載されていて、M6などのアイアンと比べると、打った時の音がすごく静かで、手に伝わる振動もすごく柔らかく感じます。軟鉄鍛造とは違う柔らかさで、強い打音を高いレベルでクリアしていると思います。
試打の印象
球がすごく上がりやすくスピンが少なめですが、その分大きく飛んでくれるアイアンです。一般的なゴルフ場のグリーンであれば、そんなに止まらないということはないと思います。高さが出る分しっかりキャリーも出るクラブです。
おすすめのゴルファー
初級者・中級者ぐらいの方からすると夢のようなSIM MAXアイアンです。ぜひ一度試してみてください。
SIM MAX OSアイアンの特徴(石井さん解説)
【スポナビGolf】
OS=オーバーサイズという意味です。SIM MAXアイアンから新しく搭載されたエコーダンピングシステムが、SIM MAX OSアイアンの方がよりはっきり深く大きくなっているのが特徴です。
試打の印象
実際に打ち比べてみると、SIM MAXアイアンよりも10ヤード、15ヤードぐらい飛ぶ飛距離がでます。ロフトが1.5度と立っていますが、飛んでいく球の高さはあまり変わらないので、即ち飛ぶ要素がすごく強いことの現れだと思います。
テーラーメイドのアイアンの特徴であるスピードポケットも搭載。多少芯を外してもボールの初速をしっかり出してくれて、グリーンの方まで飛んでいってくれるので、「クラブに助けてもらった」という効果を実感するクラブだと思います。飛び系のアイアンで、距離をしっかり稼ぐことが出来て、高さも出せてさらに打感も柔らかいアイアンです。
おすすめのゴルファー
「このクラブ飛ぶから大丈夫」と力まず安心して、日頃練習場で打つようにリラックスして打っていただけると、それが良いスコアにつながると思います。コースで武器になるアイアンです。
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