新作発売前に人気モデルを改めて解説!テーラーメイド「SIM ドライバー」

スポナビGolf

【スポナビGolf】

テクノロジー満載で多くのツアープロも注目するテーラーメイド「SIM ドライバー」。そこで今回は、クラブフィッターの小倉勇人さんが試打し、その特徴を徹底解説していただきました。2020年10月に新作「SIM グローレ」が発売される前に、改めてチェックしておきましょう!

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フォルムの特徴

SIM=シェイプインモーションの意味で、ヘッドの形状にこだわって作っています。

【スポナビGolf】

1つは空力、スイング中の空気抵抗をを減らしヘッドスピードを高めようという考え方です。フェースに対してトゥ側に斜めについているイナーシャジェネレーターによって、ダウンスイングの際にヘッドにかかる空気抵抗を効率的に逃がす効果があります。

この形状は空気を流すだけでなく、ウェイトを装着して重心の設定もされていて、非常に形状と重心の位置の設計を効率よく形にしたデザインになっています。

【スポナビGolf】

スライディングウェイトでウェイトを可変することで重心を調整できます。

【スポナビGolf】

テーラーメイド得意のロフトスリーブで、ロフト角やライ角を調整できる弾道調整機能も搭載。これらを組み合わせてアジャスト能力を高めることで、個人が使いやすいように自分で調整できるのが最大の特徴です。

調整機能の特徴

【スポナビGolf】

シャフトが外れるのが特徴の1つで、シャフトがどういう角度で装着されるかを調整することができます。

【スポナビGolf】

標準はスタンダードロフト(STDLOFT)という表記になってます。標準からロフトを-2°したLOWER。+2°したHIGHER。となっています。これは弾道の高さを表しています。

HIGHERにすると、球が上がりやすくなると同時に球がつかまりやすくなります。右側にミスが多い人、スライスやプッシュアウトのミスが多いゴルファーはHIGHERがおすすめです。

球がひっかかる、上がりすぎるゴルファーは、LOWER方向に段階で少しづつ合わせて試してみると良いでしょう。

おすすめポジション

【スポナビGolf】

試してもらいたいおすすめのポジションは、スタンダードロフトの反対側のポジション(UPRT LIE)。ロフトは変わらずライ角だけが変化するようになっています。

ライ角というのはシャフトに対してヘッドの縦の角度のこと。アップライト方向になるほどヘッドターンがしやすくなり、球をつかまえやすくなります。球の高さは変えたくないがつかまえやすくしたい人には、反対側のポジションを一度試してみてはいかがでしょう。

おすすめのユーザー

このSIMドライバーはアスリート向けに作られたもので、しっかり振っていけるクラブです。

自身で球をつかまえる技術がないと右に逃げていく傾向がありますが、球はとても強くて飛距離性能は魅力的なクラブなので使いたい人も多くいます。そのような方におすすめなのは、弾道調整機能を180度回してアップライトの状況で使ってみること。ウェイトを少し調整しながら、自分が狙ったところに打ち出せる弾道を探すことができるのも、このクラブの魅力だと思います。

口コミ

総合評価 ★★★★★☆☆ 5.6口コミ70件

ロクデモナイス
年齢:41歳 性別:男性 ゴルフ歴:11年~15年 平均ヘッドスピード:46m/s~50m/s 平均スコア:85~89 平均ラウンド数:1ヶ月に1回程度
古いドライバーですが、良いドライバーだと思います。スピンが入らないモデルですが、ロフトを寝かせればスピン量も捕まりも十分です。当初は固めのシャフトをチョイスしていたためか、ドロップするような感じでしたが、気持ち柔らかめを… [続きを読む]
k.ao
年齢:33歳 性別:男性 ゴルフ歴:6年~10年 平均ヘッドスピード:46m/s~50m/s 平均スコア:80~84 平均ラウンド数:2か月に1回程度
SIMMAXからの変更です。比較的弾道が低くなり前へ前へ行ってる印象です。パワーがある人なら構えやすいし振りやすい、強いフェードが打ちやすく素晴らしいドライバーだと思います。ヘッドスピード50前後で振るとSIMMAXより… [続きを読む]

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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