広瀬アリスのツイートに「YES マーティン!」。ロッテ マーティン大喜び。

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【話題のマーティン】

 7月15日、突然、人気女優の広瀬アリスさんが自身のツイッターを更新し、「マーティン選手、似ているのか」とコメントした。様々な人がこれをハッシュタグでリツイートして拡散したこともあってこれを千葉ロッテマリーンズのレオネス・マーティン外野手本人も知る事となる。状況がなかなか飲み込めなかったが、「キミの笑顔が日本の有名な女優さんと似ているとファンの間で話題になっていて、その女優さんがその事についてコメントしたんだよ」という田原大樹通訳の説明の甲斐もあり、理解をすると表情は笑顔で溢れた。

 「写真を見たけど、綺麗な人だよね。とても綺麗だ。ということはこれまで気が付かなかったけど、自分も綺麗な顔立ちをしているということだよね(笑)。彼女もボクも、2人とも、とても魅力的だという事だよ!」と大喜びのマーティン。

 そのつぶやきを早速、リツイートし喜びを表した。そして気が付けばツイッターで相互フォローの関係が成立した。アジャコングに似ていることからアジャのあだ名で親しまれる井上晴哉内野手や長編アニメーション映画「崖の上のポニョ」のキャラクターであるポニョに似ていることからポニョのあだ名で呼ばれている菅野剛士外野手などチームメートたちも、ひたすら羨む状況だ。

 このツイートした日に行われた札幌でのファイターズ戦。気分最高潮のマーティンは五回に一時逆転となる5号3ランを右翼上段へ運んだ。これにはツイッター上は「アリスが打った!」と事情が分からない人には、なにがなんだか分からないほどの大盛り上がりとなった。

 マーティンは「いつかZOZOマリンスタジアムに試合を見に来てもらいたいね!クライマックスシリーズや日本シリーズだと最高だね!もちろん、ぼくのユニホームを着て応援して欲しい」と遠い世界にいる女優への熱い想いを語る。そんなマーティンは今年、目標を聞かれると個人的な数字は決して語らず、必ず「優勝だ!クライマックスシリーズに出て、日本シリーズに出て日本一。ボクたちはそのために野球をやっている」と口にしてきた。それは昨年の悔しい想いがあるからだ。

 2019年公式戦最終戦となった9月24日のライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)。マリーンズは敗れ4位が確定。勝利したライオンズはリーグ優勝を目の前で決めた。最後のバッターとなったのはマーティン。ライオンズのストッパー・増田達至投手の150キロストレートに空振り三振に倒れるとベンチで放心状態となり、うな垂れた。

 「あんなに悲しい事はなかった。辛かった。ボクたちは絶対にクライマックスシリーズに行けると思っていた。それが最終戦に敗れて、逃してしまった。そして目の前でライオンズは優勝をした。あの悲しさは忘れられないよ」とマーティン。だから事あるごとに「今年は絶対に勝つ。それが目標だ」と言う。

 そんな想いを胸に今年は超攻撃的な2番打者としてマリーンズの勝利に献身的に貢献し続けている。チームも開幕2戦目から8連勝をするなど超ロケットスタートを決めるなど好調を維持している。仲間たちの想いはマーティンと同じ。昨年の悔しさを忘れずに、頂点だけを目指している。

 そして、いつかツイッターでのコメントが縁となり、広瀬アリスさんがZOZOマリンスタジアムに足を運んでもらえる日をチームの誰もが夢見る。それが大舞台であれば、なお盛り上がる。07年以来となる本拠地でのクライマックスシリーズ開催か、10年以来の日本シリーズか。SNSを通じて始まった思わぬ交流がマーティンとその仲間たちの新たなモチベーションの一つになっている。YES マーティン!

文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章
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