今大会の「新人王」は青森山田のMF松木 1年生離れした大器の視線は海外へ

大島和人
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「美味しいチャンス」を決める抜け目のなさ

強豪・青森山田で1年生ながらレギュラーを務める松木玖生(写真右)。鋭い嗅覚の持ち主は、セントラルMFとして守備のタスクをこなしつつ、ここまで3ゴールと決定的な仕事も少なくない 【写真は共同】

 第98回全国高校サッカー選手権大会に出場する1年生の中から「新人王」を選ぶなら、青森山田の松木玖生(くりゅう)で決まりだろう。
 前回大会王者の青森山田は、今大会もベスト4に勝ち残っている。有力選手がJリーグの育成組織に流れる昨今だが、青森山田はいわば超Jユースレベル。今年の3年生では古宿理久(横浜FC内定)、武田英寿(浦和レッズ内定)の2人がJ1クラブに内定している。昨年12月には、名古屋グランパスU-18を倒して「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 ファイナル」も制した。

 松木はそんな強豪の主力として、今大会で初戦から3試合連続フル出場を果たしている。177センチ・71キロのレフティで、北海道の室蘭市出身ながら中学校から青森山田でプレーし、現在も寮で生活している。付属中の利を生かし、中学3年の2学期からは高校に合流して練習。市立船橋との高円宮杯プレミアリーグ最終節にも先発出場している。

 今大会の松木は守備の負担が大きいセントラルMFとしてプレーしつつ、すでに3得点。セットプレーのメインターゲットが他にいる中で、「美味しいチャンス」を決める抜け目のなさが目立つ。

 本人は3回戦の富山第一戦後に、こう説明していた。
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著者プロフィール

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都北区に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。取材対象はバスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、ハンドボールと幅広い。2021年1月『B.LEAGUE誕生 日本スポーツビジネス秘史』を上梓。

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