2019年12月7日、『ゼクシオ イレブン』と『ゼクシオ エックス』が発売された。国内で最も愛用されるクラブシリーズだけに、今冬一番注目されるモデルだ。

そこで商品ラインアップにも幅を持たせた。前作の良さを継承しつつ進化を遂げた『ゼクシオ イレブン』に加えて、今回はゼクシオをまだ使ったことのないユーザー向け、特にしっかり振り切りたいというゴルファーに対して『ゼクシオ エックス』を立ち上げた。

従来にない幅広い展開を図った新シリーズとなるが、すでに発売から20日間ほど経過したが、市場の反応は上々のようだ。「『ゼクシオ イレブン』は、前作からかなり進化しています。特に、ダウンスイングでスムースにクラブが下りてくるのでフェースが開きにくい。スライサーには好評ですね」とは、ゴルフ５プレステージ新宿店の隠岐和也フィッター。

一方、ヴィクトリアゴルフ五反田店の石川尚店長も「アベレージ層の中にはやさしく使えてアスリート感のあるモデルを探す人もいますが、そういった人たちに『ゼクシオ エックス』は選ばれています」とすでに新規ユーザーを獲得しているという。いずれのコメントからも進化した『ゼクシオシリーズ』の評価が高いことが読み取れる。

より多くのゴルファーに『ゼクシオシリーズ』の新規性能を理解してほしいという目的のもと、2大ゴルフ専門店エースフィッターであるヴィクトリアゴルフ五反田店の石川尚店長とゴルフ5プレステージ新宿店の隠岐和也フィッターに試打評価を踏まえた製品インプレッションを語ってもらった。

クラブ販売最前線のエキスパートの言葉に注目してほしい。

また、永井延宏プロには「クラブでスイングが良くなる」という「ウエイト・プラス・テクノロジー」について、深掘り解説をしてもらった。なぜ、グリップエンドに重さが必要なのか。とても興味深いデモンストレーションとなったので、その模様を動画で紹介する。

以上、石川店長、隠岐フィッターの試打インプレッション、そして、永井プロの「ウエイト・プラス・テクノロジー」の深掘り解説を紹介した。

『ゼクシオ』は７代目からクラブとスイングの関係性に言及、そのテクノロジーを進化させてきたが、動画でも伝えた通り、今モデルで完成度を飛躍的に高めたという印象が強い。

スムースなバックスイングからの安定したトップポジション、そして正しいダウンスイングの軌道を描いた鋭いインパクト。ゴルファーなら誰もが欲しい真っすぐ遠くへ飛ばすための方程式――。それを叶えてくれるのが新たな『ゼクシオシリーズ』とエキスパートは結論付けている。

今回の『ゼクシオシリーズ』のポイントは、二つあった。一つはブランドの若返りを図ったリブランディング。そして、もう一つが「クラブでスイングが良くなる」という理論の開発軸である「ウエイト・プラス・テクノロジー」の効果を市場で認知させることだ。

今回、業界のエキスパートによるテスト、そして市場の反応を聞くと、『ゼクシオ』が求める結果が出始めているのではないか。