「前走道悪→今走良馬場」のデータ傾向 馬券になるタイプを芝・ダート別で分析
「前走ダートの重・不良→今走ダートの良」の前走着順別成績
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
まずは前走着順別成績。先に確認した芝とは対照的に、ダートにおいては前走1着の成績が振るわない。特に、1秒以上突き放して勝っていた馬の成績が【1.2.7.40】と大苦戦。前走ダートの道悪で千切って勝っていても、今走が良馬場だと別物と考えたほうがいいだろう。前走2着は高い好走率を記録しているものの、単勝だと過剰人気の傾向も。93%と高い複勝回収率を活かして、3連複や馬連の軸馬として扱うとよさそうだ。穴っぽいところでは、いずれも回収率が良好な前走7、8着あたりが面白い存在となる。
「前走ダートの重・不良→今走ダートの良」の前走4角通過順別成績
表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
「前走ダートの重・不良→今走ダートの良」の前走上がり順別成績
表7 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
「前走ダートの重・不良→今走ダートの良」の種牡馬別成績
表8 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
文:出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。