早大ア式蹴球部女子 MF大山愛笑 英1部ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)・マンチェスター・シティーWFCへの加入決定

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【早稲田スポーツ新聞会】記事 荒川聡吾、写真、荒川聡吾、髙田凜太郎、勝野優子

 18日、ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)に所属するマンチェスター・シティーWFCは、MF大山愛笑(スポ2=日テレ・東京ヴェルディメニーナ)の加入を発表した。入学から2シーズンにわたってア女の攻撃をつかさどった司令塔が、欧州きっての強豪クラブへと飛び立つ。

今季の関東大学女子サッカーリーグ前期第10節(2024年6月15日、東洋大戦、△3-3)に出場した大山 【早稲田スポーツ新聞会】

 早大進学直後は高校時代に負ったケガからのリハビリを強いられた大山。それでも、1年時の9月に復帰してからは、チームの主力として活躍。特に全日本大学女子選手権(インカレ)では、1年生ながら4試合で2ゴール3アシストを挙げるなど、全試合で得点に絡む圧巻のパフォーマンスを披露した。今季の関東大学女子リーグ(関カレ)では、代表活動により離脱する時期もあった中、16試合に出場。インカレでは全3試合にフル出場を果たした。ア女での主なポジションはインサイドハーフ。自陣からのビルドアップにかかわりながら、敵陣に侵入すると長短のパスで相手を揺さぶり、相手の隙を突いたスルーパスで決定機を演出するプレーが特徴だ。

昨季のインカレ初戦(2023年12月26日、大阪体育大学戦、〇1-0)でゴールを決めた大山 【早稲田スポーツ新聞会】

 アンダー世代の日本代表にも選出されてきた大山。2022、24年に開催されたFIFA Uー20女子ワールドカップでは2大会連続で全試合に出場し、両大会とも決勝へと進んだチームの攻撃をけん引した。常に世界レベルで活躍してきた大山の姿は、ついに欧州強豪クラブの目に留まった。

今季の関カレ前期第1節(2024年4月13日、国際武道大学戦、〇2-1)にてボールを運ぶ大山 【早稲田スポーツ新聞会】

 加入先のマンチェスター・シティーWFCは、今季のWSLでは2位につけている。近年はWSLにて優勝争いを繰り広げ、UEFA女子チャンピオンズリーグにも継続的に出場。所属メンバーにはフィフィアネ・ミデマーやアレックス・グリーンウッド、カディジャ・ショーなど各国代表のレジェンドが名を連ねるビッグクラブだ。日本人選手も多く在籍しており、大山は、なでしこJAPANの主力選手である長谷川唯、藤野あおば、清水梨紗、山下杏也加に続く5人目の日本人選手となる。日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織メニーナで育った大山にとって、長谷川と清水は同じアカデミー出身の先輩。メニーナ在籍時にはWEリーグの試合にも出場しており、清水と藤野とは共にプレーした経験がある。ア女での2年間を通して成長を遂げた世代屈指のミッドフィルダーは、早稲田から世界へ羽ばたく。
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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