大砲候補・村上宗隆に稲葉監督も期待 プロ2年目で“侍デビュー”なるか
ルーキーイヤーに成し遂げた“離れ業”
高校時代は「肥後のベーブ・ルース」と呼ばれた村上。強打の三塁手として頭角を表せるか 【写真は共同】
2000年2月2日生まれのミレニアムベビーは、九州学院高1年時から「4番・一塁」として夏の甲子園に出場した。その後、捕手に転向して高校通算52本塁打をマーク。同学年で同じ右投げ左打ちの早実・清宮幸太郎(現北海道日本ハム)と比較される存在になり、「肥後のベーブ・ルース」と称された。ドラフト会議では、外れ1位ながら清宮を抽選で外した東京ヤクルト、巨人、東北楽天の3球団が競合し、当時監督復帰が決まったばかりの小川淳司シニアディレクターがクジを引き当てた。
プロ入り後は内野手にコンバートされ、2軍では開幕直後から「4番・三塁」で出場。6月には打率3割1分5厘、6本塁打、14打点を記録してイースタン・リーグの月間MVPを受賞した。シーズン終盤には1軍昇格を果たし、9月16日の広島戦に「6番・三塁」でスタメン起用されると、2回のプロ初打席で岡田明丈からライトスタンドに飛び込む2ランを放ってみせた。初打席初本塁打はプロ野球史上64人目、高卒ルーキーでは史上7人目の快挙。1年目の成績は12打席のうち、安打はこの1本のみに終わったが、2軍では98試合で打率2割8分8厘、17本塁打、70打点と好成績を残した。
打席でのスケールはライバル以上
今年の春季キャンプではユニフォームを泥だらけにしながら守備練習に汗を流した。課題の三塁守備をレベルアップできれば、持ち前のパンチ力をより一層生かせるはず。そして今回のメキシコ戦は、自らのスラッガーとしての資質を全国のファンに示し、近未来の侍ジャパンの4番候補であることを宣言する格好の舞台になる。
3月9日(土) テレビ朝日系列(全国ネット) 18:56〜21:54 生中継
※21:54〜BS朝日にてリレー中継
https://www.tv-asahi.co.jp/baseball_japan/#/
3月10日(日) TBS系列(全国ネット) 19:00〜20:54 生中継
※20:53〜BS-TBSにてリレー中継
http://www.tbs.co.jp/samurai-japan/m0211.html
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ