柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)が走り込みを語る「走ることは全てのスポーツに通ずる」
【(C)SoftBank HAWKS】
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【佐久間秀実】
柳田:相当走ってきたと思います。走り過ぎて何度も疲労骨折になりそうでしたからね(笑)。
――特に、いつ辛い走り込みをしましたか?
柳田:高校での3年間ですかね。えげつない程に走っていましたから。毎日のように1時間ランニングをしてから100mダッシュを100本やっていました。それから野球の練習をしていたので、マジで辛かったですよ(笑)。部員の半分は退部しましたし、自分はよくやめなかったと思います。
――なぜ野球部をやめなかったのですか?
柳田:その頃は野球が全然楽しくなかったですが、野球を辞めて地元に帰ると格好つかないと思いましたからね。それだけが当時のモチベーションとなっていました(笑)。
【佐久間秀実】
柳田:走ることは全てのスポーツに通ずると思いますからね。「走ることは全身運動なので全ての筋肉がつく」ということを、工藤公康監督から教わりました。2016年の秋に1ヶ月間走り込みをすると、体の筋肉量が凄く上がりました。
――走り込みをするのは、オフ期間となるのですね?
柳田:そうですね。シーズン中は試合があるので、走り込みはできません。オフの間に貯金を作るために、しっかりと走り込みをしますね。
――走り込みのメニューは、どのようなものとなりますか?
柳田:短距離、中距離、長距離をやります。瞬発力を上げたり、全身の筋力をつけたいですからね。糸井嘉男さん(阪神タイガース)がこれまでトレーニングされてきたことを、自分も真似をしながら行っています。
まず、ウォーミングアップで徐々にスピードを上げながら30分間位走り切ります。それから短距離やアジリティなどをやり、野球の練習が終わってから中距離走をやりますね。
――走る前にストレッチなどを行っていますか?
柳田:僕は準備運動をあまりやらないです。体を軽く伸ばす程度ですね。
――全ての練習が終わってからストレッチを行いますか?
柳田:トレーニング後のストレッチは大事だと思うので、かなりやりますね。体を伸ばすことができたという感覚を大切にしています。
【佐久間秀実】
柳田:魚が1番好きで、寿司で光り物をよく食べます。それと、昔から米が大好きで沢山食べていました。今でも炊きたてであれば3合は食べられますね(笑)。奥さんがバランスを重視して作ってくれるので、非常にありがたいですね。
――睡眠時間をしっかり確保していますか?
柳田:よく寝ますね。今日は12時間寝てきました。
試合前だと、ロッカーで昼寝をしています。ホームで試合の時は、時間があるので30分位寝るのを意識していますね。
――体のケアについてはどうですか?
柳田:練習前にチームのトレーナーの方に1時間位マッサージをしてもらいます。痛いところがあればアイシングをするくらいですね。
――1日に最高で何km走ったことがありますか?
柳田:えー、分かりませんね(笑)。どれくらいだろ?分かんないっす(笑)。
高校の時なんて、かなり走っていましたからね。走り過ぎていたので覚えてないですよ(笑)。
アンダーアーマー ホバー ファントム 【Alpen Group Magazine】
柳田:アンダーアーマーのシューズが好きで、今も履いています。履き心地、クッション性、あとはデザインが素晴らしいですよね。
アンダーアーマー チャージド バンディッド4 【Alpen Group Magazine】
柳田:え、本当だ。その黒のシューズも良いですね。
――野球のスパイクでも、クッション性を重視していましたね。シューズに関してはクッションが足を保護してくれるので、非常に大切な機能となると思います。
柳田:今まではシューズは何でも良いと思っていたのですが、最近はクッション性が大きなポイントとなっています。
【佐久間秀実】
柳田:ないです(笑)。無理ですし、途中でやめますね(笑)。
――では、何kmまでなら走ることができそうですか?
柳田:体が重いので、10km位走ったら辛くなるんじゃないですかね?体が軽くて、もう少し細ければ走れると思いますけどね(笑)。
【佐久間秀実】
柳田:走ることって、しんどいのでやめたくなることが多いと思います。皆さん、走り始めたきっかけがあると思うので、それを思い浮かべながら走るのが良いと思いますね。
例えば、痩せたい人であれば痩せたい気持ちが強ければ続けられるはずです。速く走りたければ、そのためにどうするべきかを追求していけば続くでしょう。やっぱり、気持ちが大事だと思います。
【文章】佐久間秀実
【写真】佐久間秀実(インタビュー)、(C)SoftBank HAWKS(試合)
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