ブンデスでの苦労を糧とした鎌田大地 決定力をベルギーメディアが絶賛
「自分が点を取らないと上に行けない」
チーム内に点を取れる選手がいないことも、得点力を磨くきっかけになった 【Getty Images】
「僕はトップ下ですが、このチームに点を取れる選手がいなくて、僕自身の動き方もすごく変わってきた。より一層ゴールに近い位置でプレーするようになり、オフサイドラインで突っ立っていて、そこからクロスに入っていったりとか動き方も変わってきた。それがいいことなのか分からないですが、こういう下のリーグに来た時に自分が点を取れないと上に行けないと思っている。もちろんアシストも増やしたいですが、今はゴール。他に取っている選手がいないのでアシストも何もないわけで、今はこのまま続けていきたいです」(11月4日、対ズルテ・ワレヘム戦後の鎌田)
ベルギーでは「STVVの冨安健洋、遠藤航が日本代表に選ばれたが、目を引くことに鎌田大地は選ばれなかった」(『ヘット・べラング・ファン・リンブルフ』紙)と、鎌田が日本代表のメンバーから漏れたことに驚く報道もある。だが、鎌田には昨季、実戦から離れたブランクがある。今は所属クラブでもっと試合に出続け、結果を出すことに集中すべき時期なのかもしれない。