可視化して振り返るドラフト会議 満点は中日、課題残した球団は?
西武:課題を残すも満足の1位&2位!
【ベースボール・タイムズ】
1位、2位の顔触れも含めて満足のいくドラフトだったと言えるだろうが、指名した投手4人が全員右投げで左投手の指名は育成1位の東野葵(日本経済大)のみ。「左」という課題も残った。
ソフトバンク:2度のハズレの後に即戦力投手を並べる!
【ベースボール・タイムズ】
その反面、3位で高校通算68本塁打の野村大樹(早稲田実)の指名はあったが、世代交代が求められる野手の指名は2人(育成では捕手1人、外野手1人を指名)のみ。甲斐野には期待だが、昨年の3度のクジ外れに続いて今年も2度外した影響を感じざるを得ないドラフトとなった。
日本ハム:新たなスターを指名して見栄えのする並び!
【ベースボール・タイムズ】
さらに2位で中田翔の後継者となり得る野村佑希(花咲徳栄)、4位で未知のスケールを持つ万波中正(横浜)、6位では打てる捕手、田宮裕涼(成田)と高校生を指名するとともに、即戦力投手の生田目翼(日本通運)、北海道出身の福田俊(星槎道都大)を指名してバランスを取った。左投手こそ福田のみの指名となったが、話題性も含めて見栄えのするドラフト指名となった。
オリックス:左腕2人&内野3人で現チームに刺激!
【ベースボール・タイムズ】
ただ、根尾、小園、藤原と比較すると、現段階では太田の格落ち感を覚えるのも確か。バランスは取れたが、太田の成長次第で評価が大きく変わるドラフトとも言えるだろう。
ロッテ:穴埋め成功!“ほぼ”完璧なドラフト!
【ベースボール・タイムズ】
さらに2位で東妻勇輔(日体大)、3位で小島和哉(早稲田大)と左右の実力派の大学生投手を指名できたことも高く評価でき、山口航輝(明桜)、古谷拓郎(習志野)と将来性のある高校生の指名も忘れなかった。ほぼ満点と言えるドラフトになった。その“ほぼ”の部分は、高校生の左投手と捕手。来年はこの部分を埋めて、世代交代をさらに推し進めたいところだ。
楽天:即戦力外野手を手に入れて左3枚も追加!
【ベースボール・タイムズ】
また、育成指名のために上記の表には反映されていないが、清宮虎多朗(八千代松陰)はスケール大の右腕だ。高校生野手の指名がなく、全体的に理想よりも年齢分布が上となった点は不満だが、戦力的に足りない部分は埋めることができたはずだ。