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競馬専門紙「優馬」

牝馬らしからぬ豪快な末脚 トロシュナ

10/21(日) 新潟5R 2歳新馬 芝1600m外
トロシュナ 牝 馬体重:440kg
★★★★★★ 6点
騎手:秋山 厩舎:(美) 大竹
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父:スクリーンヒーロー
母:スーヴェニアギフト(Souvenir Copy)

 スタートは一息で、道中は中団よりやや後ろを追走。1000m通過が61秒0とゆったりした流れになったが、大外を回って直線一気の豪脚を披露。レースの上がり3F34秒8を1秒以上も上回る33秒7の末脚で後続に3馬身差をつけた。牝馬限定の新馬戦とはいえ、能力の違いは歴然で、今後が楽しみだ。

馬体診断
 440キロと決して大きくないサイズで、仕上がり自体は良かった。パドックでは少し周りを気にする面を見せていたものの、全体的には落ち着いていた方か。兄姉馬が気性面に難しい所があっただけに、今後も注視したい。大きな歩幅で歩けていたが、脚捌きは軽く、キレ味も十分に備えていそう。距離適性は気性次第と言えそう。

血統診断
 母はアメリカのダート1200mでGIII勝ち。産駒も短距離指向は強いが、ロワアブソリュー(アーリントンC3着)など、コンスタントに4〜5勝を挙げて重賞でも好走する馬が多い。父スクリーンヒーローの産駒は先行力を生かすタイプが多く、活躍馬も牡馬に偏っているが、本馬はその傾向には当てはまらない。半姉デアレガーロのように、古馬になると短距離適性が高まる可能性も。

馬券の狙い目→現状はマイル前後の距離が合っているが、古馬になって成長した後は1200m〜1400m位の距離が守備範囲になるかも。

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