【K-1】武尊と武居は圧巻の1回KO勝利! 初代クルーザー級王者はカリミアンに
大会ではK-1スーパー・フェザー級王者の武尊とK-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹が、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行われた「K'FESTA.1」(3月21日)以来のそろい踏み。ともに半年ぶりの実戦となったが、休養期間にさらなるパワーアップを果たし、圧巻のKO劇を見せた。
階級変更による圧力も、パワーとスピードが増し圧勝
「60キロの身体はまだ完成していない」という武尊は、ピュータスに対し「やっぱり身体がデカくて、向かい合った時にプレッシャーを感じた」と話すが、階級を上げたことでより鋭さを増した前蹴りを幾度も飛ばし、ピュータスの腹を赤くさせるとともに進入を阻む。これで距離を保つと、右クロスを側頭部に打ち込みダウンを奪取。ダメージの色濃いピュータスにパワーとスピードが増した連打をたたき込み、1ラウンド2分9秒で仕留めた。
武居は宣言通りの4連続KO
試合が始まるとフットワークでリングを回る武居に対し、ハミディは前蹴り、バックスピンキックと蹴りを飛ばしていく。これはなかなか手ごわそうと感じさせたハミディだったが、武居は前へ出るタイミングを見計らい、右アッパーからの左ストレートをズバリ。試合前のVTRでは「1ラウンド半ばぐらいにKOできれば」と語っていた武居だが、まさにその言葉通り初回1分42秒でのKO勝利となった。
これで武居は4連続KOとなり、ここ3試合はいずれも初回KO勝ち。KOは生まれにくいと思われていた軽量級だが、かつての武尊と同じように、武居に関してはそのイメージを覆しつつある。
皇治は判定勝利で改めて武尊に挑戦表明
一方武居は来年3月さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行われる「K'FESTA.2」でのメインを目指しており、大阪大会に関しても「呼んでいただけるのであれば出たいです」と回答。今後も「全試合1ラウンドでのKOで勝っていきたい」と目標を口にした。