妙高で充実の走り込みができた青学大 目指すは2度目の「学生駅伝3冠」
“ノーランニング”がゼロと順調な調整
今年の正月の箱根駅伝で史上6校目の4連覇を成し遂げた青山学院大。秋からの駅伝シーズンへ向け主将の森田歩希(写真)ら、順調な仕上がりを見せている 【写真:西村尚己/アフロスポーツ】
この合宿は起伏を利用した脚作りが目的で、菅平ではロードやクロカンを利用した20キロ前後の距離走、妙高では激しいアップダウンがあるロードコースで25キロ、30キロといった長い距離を踏むことが恒例だ。
1次合宿の後は8月24日〜9月3日に岐阜・御嶽で選抜合宿を、同時期に岐阜・乗鞍でチャレンジ合宿(選抜以外)を行い、9月10日〜16日に3次選抜合宿として妙高で実戦的なトレーニングを消化していく。
「夏合宿のテーマや流れは例年と特に変わりません。毎年同じことの繰り返しですからね。1次合宿に関しては脚作りが目的なので、30キロ走は1時間50分前後くらいでじっくり走らせています」(原晋監督)
例年であれば7月は夏合宿に向けた“準備期間”として16キロ〜21キロの走り込みを行う時期を設けているが、今年は近年まれにみる猛暑だったため、「ほとんど準備はできていない」(原監督)。それでも、妙高合宿では故障明けの別メニュー調整組も含めて全員が練習に参加できる状態にあり、「“ノーランニング”がゼロなのは自慢できるんじゃないかな」と胸を張った。