「スーパー未勝利」ダートに単勝15倍の壁 10倍台後半は買う価値が低いゾーンに
単勝オッズ別成績推移(ダート戦)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
15〜17年、単勝オッズ別成績
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
単勝13〜14倍台の年別成績
表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
以上、この時期に行われる「スーパー未勝利戦」から、特にダート戦の単勝オッズに注目していくつか傾向を調べてみた。近年は特に「単勝15倍」を境にまったく結果が異なっており、また、もし穴を狙いたいなら、15〜19倍台よりは20倍以上のほうが良い、という表2や表5の結果だ。本稿執筆中の15日(土)にはダートの3歳未勝利戦が3鞍行われ、単勝15倍以上で馬券に絡んだ3頭(各レース1頭ずつ)は、15〜19倍台ではなく、いずれも20倍以上の馬だった。今週、来週の阪神・中山合計10競走は、いつも以上にレース直前の単勝オッズを意識して馬券を組み立て、好結果に繋げたい。
文:浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。