ブラスト大竹師が記者質問に苦笑いのワケ 秋の飛躍期す馬が揃った新潟記念の座談会

競馬専門紙「優馬」

過去10年で5度の馬連万馬券 波乱の主役はコノ馬だ

メートルダール初重賞勝ちの舞台は、新潟と同じ左回りの中京競馬場(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

小野智「私は、3走前にグリュイエールのコンマ1秒差3着と敗れたエンジニアに、1キロのハンデ差を生かしての逆転に期待したいですね。牧調教師は“初コースや長距離輸送、そして暑さも克服して勝った前走は満足できる内容。重賞で相手は強くなるが、ハンデ差もあるし、初の新潟も向くと思う”と、鼻息は荒かったですし、北村宏騎手も“凄くいいですよ。以前から能力を評価していた馬だけど、今はその評価を超えるほど成長しています”と、かなりの色気を持っている様子でしたからね」

小島「僕はレアリスタで一発を狙います。久々や近走で人気も落としていますが、同じ休み明けでも前走より今回の方が乗り込み量も豊富ですし、仕上りは上々です。6歳馬ですがキャリアは浅く、まだ伸びしろを見込める馬ですし、今回は長距離輸送対策として、木曜日に新潟入りさせる万全の態勢ですからね。課題の折り合いさえ付けば、重賞でも勝負になりますよ」

デスク「コジの担当厩舎では、メートルダールも実績に不足はないが」

小島「前走などはGIですから仕方ないと言えますが、陣営は“それ以前に、ここ2走は後手に回ってしまって競馬に参加していない”とのことです。前走後は挫跖で見送ったものの、新潟大賞典を目標としていたくらいですから、この新潟2000mは条件も合うとの判断ですし、その後の調整も順調ですからね。秋の大きい舞台へ向けての一叩き、という意味合いもあるとはいえ、“多少渋った馬場なら問題ない”とのことなので、GIIIならアッサリ勝っても不思議はないですよ」

加茂「人気どころに死角があるとすれば、やっぱり“秋への一叩き”となることやろな。だったら順調度で優るストーンウェアを。前走の小倉記念は、前が残る展開とレコード決着を思えば及第点の内容やったし、蛯名騎手も完全に手の内に入れていて得意の左回りに替わるのなら、流れひとつで上に食い込んでも不思議はないと思うけど」

坂倉「僕はやっぱり中間の雨が波乱を演出するような気がしますね。日曜は朝から晴れそうですが、最終週ということでたとえ良に回復したとしても、少し時計のかかる馬場となるはずで、速い上がりを使えないマイネルハニーに追い風が吹くと見ています。同馬主のマイネルミラノも淀みない流れを作りたいクチですが、競り合うはずはなく、おそらくこちらが番手からの競馬になるはず。それで後続を引き離す形となれば、この馬には絶好の展開となりますし、函館の頃と比べるとだいぶ調子も戻っているようなので、チャンスは十分にありますよ」

木谷「僕はセダブリランテス一択ですね。3戦連続で馬券を取らせてもらってるという、僕にとっては尊い存在ですから、骨折明けとかトップハンデとか、そんな細かいことは気にしません! で、柄にもなく先週はともに1番人気の馬から買って、たいした儲かりもしない馬券を取ったデスクは、また本命サイドの狙いですか?」

デスク「本当は、サマー王者を獲りにきたメドウラークと行きたいところなんだ。“ちびまる子”の作者が亡くなって、今週は“丸”田が来るサインも出ているからな。ただ、5着でいい競馬をしそうだし、それでも厳しいかもしれんしなぁ……。俺の馬券のいい流れも断ち切りたくないから、ここはブラストワンピースから流しとくよ。とりあえず、メドウラークがヒモに来たら大儲けしたと思ってくれ」

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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