調教師リーディング快走の藤原英昭厩舎 好調の要因と馬券傾向を探る
藤原英昭厩舎の前走からの間隔別成績(4/29終了時点)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
また、今年1月の京都・新春Sでも9頭立ての最低人気だったエンジェルフェイスが約1年ぶりのレースで逃げ切って勝利している。先ほども述べたものの、決して無理をさせず、馬の成長やリズムに合わせてレース選択をする藤原調教師の方針が長期休養明けも苦にしない好成績にあらわれているのだろう。
藤原英昭厩舎の騎手別成績(4/29終了時点)
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
その点では複勝率で両外国人騎手を上回る福永騎手、戸崎騎手、川田騎手はそれぞれ複勝回収率が100%を大きく超えている。福永騎手とはファルコンSでのミスターメロディ、戸崎騎手とは先述のエポカドーロや少しさかのぼればストレイトガール、川田騎手とは先週のメトロポリタンSを勝利したベストアプローチといったコンビで勝利している。日本人騎手ではこの3騎手の複勝率が非常に高く、今後も注目しておきたい。