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“メグカナ”が今だから明かせる苦悩
ブームの中で少しずつ離れた2人の距離

2人だからこそ分かる石川祐希と柳田将洋の気持ち

かつての2人のように、全日本男子の石川(右)と柳田も比較されることがよくある
かつての2人のように、全日本男子の石川(右)と柳田も比較されることがよくある【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

 2人の話が、現在、全日本男子をけん引する2人、石川祐希と柳田将洋の姿とどことなく重なった。石川、柳田の2人も15年のW杯で活躍し、それ以降、2人そろって取り上げられたり、比較されることが多い。柳田は「“石川柳田”というところを切り離したい。おまけでついてきた、みたいに思われたら嫌だから」と冗談半分に語っていた。その話をすると、2人は「分かります」とうなずいた。


大山 そう感じるだろうな……。でも(全日本の)キャプテンになったから、柳田君はきっと大丈夫。1人の人間として認められている、必要とされていると感じていると思うので。私は、自分に自信もなかったし、試合に出られないことも多かったので、ああいうふうに思ってしまいましたけど。


栗原 たぶん自分たちが思っている以上に、周りは1人1人の選手としてちゃんと見てくれていると思うので、自分が何をしなきゃいけないかというところに集中したらいいのかなと思います。ムダなギクシャクが生まれたり、2人が話さなくなったりしたらもったいないので、(周囲の目に)とらわれないでほしいなと思いますね。

大山の引退後、再び縮まった2人の距離

2人の距離が再び縮まったのは、大山が現役を引退した後だった
2人の距離が再び縮まったのは、大山が現役を引退した後だった【写真:築田純/アフロスポーツ】

 メグとカナの2人の距離は、大山が現役を引退した後、再び縮まったと言う。


大山 引退して立場がまったく変わったので、メグとご飯に行きたいなと思って、誘いました。一番最初、何食べたっけ?


栗原 サムギョプサル。


大山 あ、そうだ。そのあとディズニーランドにも行ったよね。


栗原 そう。でも乗り物が……、私たち規格外だから(笑)


大山 そうだ! 大きすぎて乗れないかもしれないって(笑)


 そう言って楽しそうに笑い合った。今では心からの笑顔で話すことができる。

2人から全日本女子のエース候補たちにエール

 一時代を築き、その時代に翻ろうされた2人が最後に、現在の全日本女子のエース候補たちにエールを送った。


大山 余裕を持ってほしいですね。そんなこと言われても難しいと思うんですけど、私もあの時もうちょっと余裕があればな、と本当に思うんです。いっぱいいっぱいで、考えすぎていたので。だから心のどこかに余裕を持つことを心がけてほしいです。2020年があるのは大きいと思うし、幸せなこと。自国開催のオリンピックに出られる人なんて、世界中でごくわずかですからね。


栗原 木村沙織選手が偉大だったので、周りは『ポスト木村』というふうに言うと思うんですけど、それをプレッシャーに感じて萎縮してほしくないですね。その選手にしかできないことって必ずあると思うので、それぞれが持っている自分の持ち味を出し合えば、チームとしても相乗効果でもっとよくなると思う。木村選手の役を1人で担うんじゃなく、みんなで新しいものを作っていこうとすれば、伸び伸びプレーできるんじゃないかなと思います。


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■MBS毎日放送「戦え!スポーツ内閣」

5月2日(水)23:56〜24:53

【写真提供:毎日放送】

武井壮と小杉竜一のもとに毎週さまざまなアスリートたちが集結し、いまホットなスポーツの話題をアスリートならではの視点で語り、知られざる面白さを伝えるスポーツ・トーク・エンターテインメント番組。


<放送局>

TBC東北放送・TUYテレビユー山形・SBC信越放送・RSK山陽放送・NBC長崎放送・TYSテレビ山口(同時刻)

HBC北海道放送(1時間遅れ)

米虫紀子

大阪府生まれ。大学卒業後、広告会社にコピーライターとして勤務したのち、フリーのライターに。野球、バレーボールを中心に取材を続ける。『Number』(文藝春秋)、『月刊バレーボール』(日本文化出版)、『プロ野球ai』(日刊スポーツ出版社)、『バボちゃんネット』などに執筆。著書に『ブラジルバレーを最強にした「人」と「システム」』(東邦出版)。

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