【新日本プロレス】オカダがNJC覇者ザックを破りV11 最多防衛タイに並ばれた棚橋が挑戦名乗り
みのると内藤が「腹の内」見せずに舌戦
内藤がみのるを呼び出して「何をしたいか」を聞き出そうとするも、お互い腹の内は明かさず 【写真:SHUHEI YOKOTA】
みのると内藤はタッグで対戦するたびに互いを激しく意識。3.18浜松では、みのるが「おまえがあれだけいらないって言っていた、これ(ICベルト)。おまえがあれだけ無視し続けてきた鈴木みのる。おまえはオレが欲しいのか」と、かつて内藤がないがしろに扱ってきたIWGPインターコンチネンタル王座のベルト、そして、そのベルトを持つ自分自身への興味を指摘。「欲しければ、テメェの首差し出して、ここまで出てこい」と挑発を続けてきた。
この日も内藤は視線を合わせようとせず、業を煮やしたみのるがストンピングで奇襲攻撃。だが、内藤もマンハッタンドロップからSANADAのアシストを受けてみのるを倒すと、みのるの顔面を踏みつけながら目を見開くポーズ。みのるも、内藤の水面蹴りをかわしてぶら下がり式腕十字固めにとらえ、場外へ連れ出しイスで殴りかかる。試合中盤、内藤がみのるの足を引っ張って味方のタッチを阻止すれば、みのるもリングに出ようとした内藤の脚をつかんでお返し。混戦の中、みのるが場外マット上で内藤をヒザ固めでとらえ、動けなくする間に、リング上ではKESがSANADA、EVILに立て続けにキラーボムを発射して勝利。試合後、KESの2人はIWGPタッグのベルトを強奪し、現王者の2人に挑戦を迫った。
マイクを握った内藤は、ICベルトを手に立ち去ろうとするみのるに「自称プロレス界の王様」と呼びかけ、“宝物”には見えないというIC王座に「あなたの元から離れたがってるんじゃないですか? むしろ、オレに放り投げられていた頃の方が輝いていたんじゃないですか?」と視線を送ると、「そんなにオレに絡みたいなら、あなたの思いを口に出して伝えてみてはどうですか?」と要求。リング上に寝そべる内藤を憎憎しげににらみつけたみのるは「おい、小僧! 誰に向かって口きいてるんだ。テメエの目の前にいるのは、まぎれもなくプロレス界の王・鈴木みのるだ!」と、上から目線で迫る内藤に対し、自分の方が上だと誇示すると、「おまえには、その寝そべってる姿がお似合いだ。おまえみたいな嘘ばっかの詐欺師野郎は、地べたに這いつくばるその姿がお似合いだ」と吐き捨て、「鈴木みのる、鈴木軍、イチバーン」と見下ろしてアピール。だが、内藤はあくまで寝転んだ状態のまま、「王様は随分ご機嫌ナナメなようだね。あの言葉を思い出してください。まさに、トランキーロ、あっせんなよ」とニヤリと笑うと、観客もここぞとばかりに大合唱。苛立ったみのるがテーブルやイスを投げまくるのと対照的に、内藤は寝そべったまま観客のコールに応えていた。
もはや発火寸前となったみのると内藤だが、両者とも決して、自分から「戦いたい」とは言わず。果たして、火がつくタイミングはいつ、どんなきっかけになるのか。
NEVER6人タッグはバレットクラブがV3
NEVER6人タッグ防衛記録タイとなるV3に成功したバレットクラブのメンバー 【写真:SHUHEI YOKOTA】
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合では、王者組のバッドラック・ファレ&タマ・トンガ&タンガ・ロア組が、真壁刀義&マイケル・エルガン&田口隆祐のタグチジャパンを下し、歴代最多防衛タイ記録となるV3に成功した。
16年1.4東京ドーム大会で新設された同王座だが、とにかくベルトの移動が激しく、これまでV3に成功したのは現王者組と、第13代王者組のSANADA&EVIL&BUSHI組の2組のみ。このLIJトリオも、初戴冠した第9代王者時代はベルトを獲った翌日に敗れて即陥落。リマッチで再奪還した第11代王者時代も1度しか防衛できなかったことから、6人タッグ戦という要素がいかに防衛困難であるかが分かる。
タグチジャパンは、タイトル戦線復帰に燃える真壁がファレにエルボー、ナックルを連発するなど血気盛んに襲いかかるも、田口監督の采配が振るわず。捨て身のヒップアタック3連発でも流れを変えられずに、トンガのガン・スタン一発で田口が沈んだ。
G1日程が発表! 決勝は武道館3連戦
今年はG1初使用となる7.14&15東京・大田区総合体育館2連戦で幕開け。北海道から後楽園ホール3連戦となり、新潟、静岡、愛知から四国、九州へと移動。8.4&5の大阪2連戦から恒例の8.8横浜をへて、8.10&11&12は15年ぶりの復活となる東京・日本武道館での3連戦となる。
今年は全国13カ所、19大会を開催。「BE A SURVIVOR!」のキャッチフレーズの元、今年の夏男となるのはいったい誰なのか。
<『戦国炎舞 -KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』スケジュール>
7月14日(土)東京・大田区総合体育館 <開幕戦>
7月15日(日)東京・大田区総合体育館
7月16日(月)北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
7月19日(木)東京・後楽園ホール
7月20日(金)東京・後楽園ホール
7月21日(土)東京・後楽園ホール
7月22日(日)東京・エスフォルタアリーナ八王子
7月26日(木)新潟・アオーレ長岡
7月27日(金)静岡・アクトシティ浜松
7月28日(土)愛知・愛知県体育館
7月30日(月)香川・高松市総合体育館・第1競技場
8月01日(水)鹿児島・鹿児島アリーナ
8月02日(木)福岡・福岡市民体育館
8月04日(土)大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
8月05日(日)大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
8月08日(水)神奈川・横浜文化体育館
8月10日(金)東京・日本武道館
8月11日(土)東京・日本武道館
8月12日(日)東京・日本武道館 <優勝決定戦>