スケーティングをしてみよう はじめてのスノーボード(3)

【スポーツナビDo】

滑り降りる、ただそれだけで楽しい遊びスノーボード。でも、上手くなればもっと楽しくなる! 初心者がスノーボードを始めるにあたって役立つポイントを10回にわたってお届けします。

リフトの乗り降りに欠かせない動きをマスターしよう

 ビンディングを片足だけ装着してボードを滑らせることをスケーティングと言います。スケーティングができないと平地での移動はもちろん、リフトに乗り降りすることすらできません。両足のビンディングを装着する前に、まずは安全な平地でスケーティングの練習を行いましょう。

(1)後ろ足を90度ひねろう
まずは真横に向いているボードを、進みたい方向へ転換させます。後ろ足のつま先を90度回転させ、方向転換しやすいように体を開いていきましょう。

(2)進んでいく方向を決める
ボードの先端(ノーズ)が向いている方向に板は進んでいきます。自分が進みたい方向に正確にノーズを向けましょう。意図せずボードが進み出すのを防ぐため、前足でボードに加重して押さえつけます。それでもボードが動いてしまう場合はエッジを立てて雪面に刺しましょう。

(3)雪面を蹴って前へ進む

【スポーツナビDo】

いよいよスケーティングを行います。どちらのエッジもかけずボードをフラットに保ち、進みたい方向を見ながら後ろ足で雪面を蹴って前に進みます。

(4)重心はボードの真上に

【スポーツナビDo】

雪面を蹴った後ろ足を、ビンディングとビンディングの間のスペースに乗せます。スペースのどの部分に乗せても構いませんが、体の重心はボードの真上に乗せるようにします。

スケーティングの最中は、前方を見続け重心をボードの真上に保ちます。真下を向いてしまうとバランスを崩しやすくなるので、怖くても前を見続けることが大切です。前屈みになったり腰が引けてしまったりするとすぐにバランスを崩してしまいます。怖くても、腰の位置を板の真上にキープすることが重要です。

最も安全な「かかとのエッジ」で止まる方法

 最も一般的な止まり方で、前を向きながら止まるので安全です。リフトを降りたときやある程度スピードが付いているときは、この方法で止まるとよいでしょう。

(1)まずは両肩を開いていく

【スポーツナビDo】

目線は正面を見続けて、腰を起点に両肩を前方へ開いていきます。ボードと平行になるように肩を先行させていきましょう。上半身を先にひねることで、上体が遅れるのを防ぐことができます。

(2)下半身でボードを回していく
両肩を先行させていくと、徐々にパワーが下半身にも伝わっていきます。前足の足首を進行方向にひねりながら、後ろ足のかかと部分を前方へ蹴り出すようにして板を90度回していきます。

(3)かかと側のエッジに加重

【スポーツナビDo】

ボードが90度回転したら、体をやや後ろに倒し、両足のかかとを使ってヒールサイドのエッジに加重していきましょう。スピードが出ている時は、このエッジ加重をさらに強めるとよいでしょう。

(4)後ろ足を雪面に刺して完全に止まろう

【スポーツナビDo】

スピードが弱まってきたら、ゆっくり後ろ足をボードから外し、雪面を力強く踏み込みます。ヒールサイドのエッジに加重したまま両肩を広げてバランスを取り、ボードが完全に止まるまで待ちましょう。


※この記事は2018年2月にスポーツナビDoで配信した記事を再掲載したものです。
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著者プロフィール

スノーボードの滑り方やギアの選び方などを初心者、中級者にも分かりやすく解説しているWEBサイト。ハウツー記事以外にも、特集記事やおすすめ動画、コラム、雪山トリップ情報など「思わず滑りに行きたくなる情報」が満載です。上手くなって、もっと楽しんじゃってください!

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